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ウツボがほっこりと過ごしている住処3選 <海のギャング>のイメージが変わる?

皆さんはウツボを見たことがありますか?

怖がられることも多い魚ですが、静岡県伊東市の海には数多く生息しており、ダイビングで観察することができます。

彼らは体が長いため、常に落ち着ける場所を探しています。そんな彼らの「お気に入りの場所」が海の中にはあるのです。

岩やカイメンに体を巻き付ける

体が長いウツボは、何かに尻尾を巻きつけることで安心するようです。

例えば、岩やカイメンに体を巻きつけて、固定します。

カイメンに巻き付くウツボ(提供:DiveFamilyYellow 川坂秀和)

上記写真では、ウツボがカイメンに体を巻き付けています。カイメンの隙間を縫うようにして体を固定しています。

サンゴに巻き付くウツボ(提供:DiveFamilyYellow 川坂秀和)

続いての写真では、サンゴに体を巻き付けていますね。海にうねりがある日でも、流されないようにするために、このような姿が見られます。

サンゴに隠れる

ウツボは岩の隙間にいることもありますが、伊東の海ではソフトコーラルというサンゴの中に隠れていることがあります。

サンゴに隠れるウツボ(提供:DiveFamilyYellow 川坂秀和)

上記写真のどこにウツボがいるかわかりますか?

実は、真ん中に顔だけ出ているウツボがいます!

サンゴの中に完全に隠れるのではなく、顔だけ出していることがほとんどです。これは、周囲を警戒したり、すぐに捕食したりするようにしているのかもしれません。

窪みに挟まる

居心地の良い窪みに体を滑り込ませている様子もよく見かけます。

隙間におさまるウツボ(提供:DiveFamilyYellow 川坂秀和)

上記写真では、岩の窪みに体をフィットさせて寝そべっています。うまくサンゴを避けていますね!

筆者には、自分の体が落ち着ける位置を探しているように見えました。人間でも、例えば夜行バスで寝る時にちょうどいい体の角度を探すことがありますよね。

観察する時は刺激しないように注意

ウツボたちは、なるべく穏やかに過ごすために「お気に入りの場所」を探しています。

勢いよく近づく、触るなど刺激を与えるような行為は危険にも繋がります。ウツボのためにも、自分のためにもそういった行動は控えましょう。

<海のギャング>とも呼ばれるウツボたち。怖い・可愛くないといったイメージを持たれることもありますが、東伊豆・伊東の海では可愛らしい場所にいるウツボたちがよく見られます。

ウツボたちが「なぜここを選んだのか」想像しながら観察すると面白いですよ!

(サカナトライター:まっさん【伊東のインストラクター】)

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