新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)は4月11日、「えのすい生まれの生き物展 ~ちびっこ“わくわく”リウムへようこそ~」を開始しました。
この企画展では、えのすいで誕生した愛らしい生き物たちの展示が行われるほか、参加型の特別なコンテンツを楽しむことができます。
えのすい生まれのちびっこ生き物たち
新江ノ島水族館で開催中の「えのすい生まれの生き物展」では、様々なえのすい生まれの生き物を展示しています。
えのすいで生まれたクラゲたち
ウェルカムラウンジ・テーマ水槽「ミズクラゲ」(提供:株式会社 新江ノ島水族館)まずお出迎えするのはウェルカムラウンジのミズクラゲたち。
普段、私たちが目にするクラゲの生活史はほんの一部。えのすいでは定着しながら無性生殖をおこなう「ポリプ世代」を育て、常設展示につなげています。
えのすいで生まれた生き物たち
相模湾ゾーン「えのすい生まれの生き物たち」(提供:株式会社 新江ノ島水族館)えのすいでは、毎年、多くの新しい命が誕生。昨年4月から1年間で生まれたえのすいの生き物たちを中心に、繁殖への取り組みを紹介してます。
相模湾ゾーン「ワカメ」(提供:株式会社 新江ノ島水族館)また、魚やクラゲだけではなく、江の島の海に海藻林を戻すために、アラメやカジメ、ワカメの繁殖、生まれたばかりの魚やクラゲが食べるプランクトンの培養にも取り組んでいます。
えのすい生まれの海獣たち
ペンギン・アザラシ前 (上)ゴマフアザラシ「ココア」(下)ミナミアメリカオットセイ「アトム」(提供:株式会社 新江ノ島水族館)えのすいには、生まれたばかりの海獣たちがいます。2024年4月19日生まれのゴマフアザラシの「ココア」と、2024年6月16日生まれのミナミアメリカオットセイ「アトム」もすくすく成長中なのだとか。
約1年のえのすい生活で、飼育スタッフたちと学んだ成長記録などを大公開しています。
参加型の特別コンテンツも充実
「えのすい生まれの生き物展」では、特別コンテンツも充実しています。
参加型のコンテンツとして、「トリーターのコメント付きラリーシート」や「えのすい生まれの生き物カンバッジ」、「えのすい生まれの生き物フレーム」が登場。
「えのすい生まれの生きものカンバッジ」(提供:株式会社 新江ノ島水族館)また、同時開催のイベントとして「チリモン特設会場」が出現しています。
「チリモン」標本ラベルがカード化⁉(提供:株式会社 新江ノ島水族館)チリモンとは、ちりめんじゃこの原料となるカタクチイワシの仔魚を漁獲する網で混獲される、魚の稚魚や無脊椎動物の幼生のことです。
相模湾ゾーン 2F 岩礁水槽 横「チリモン特設会場」(提供:株式会社 新江ノ島水族館)また、今回の展示では、江の島でみられる仔稚魚を中心に「生きたチリモン」の展示にも挑戦しています。
※「チリメンモンスター(略称:チリモン)」は「きしわだ自然友の会」の登録商標です。
春はえのすいに行こう
「えのすい生まれの生き物展 ~ちびっこ”わくわく”リウムへようこそ~」は6月8日までの開催。暖かくなってきたこの時期に、えのすいでちびっこ生き物たちのことを調べてみてはいかがでしょうか。
詳細は新江ノ島水族館のホームページで確認できます。
※2025年4月15日時点の情報です
(サカナト編集部)