福岡県に拠点を置く株式会社ベンナーズ、株式会社西鉄ストア、株式会社ピエトロの3社がコラボして開発した地魚を使用するメニューが、福岡市の水族館「マリンワールド海の中道」内にあるレストラン「Rilly」で提供開始されました。
地産地消をテーマにしたメニュー
今回提供されるのは、ハワイの名物である「ポキ」をヒントにした「ポキ丼」。テーマは「地産地消」です。
マリンワールドに訪れた観光客向けに福岡の地魚メニューを考案し、地魚を活用しつつ手軽さを加えた海鮮丼を洋風にアレンジしたといいます。
漁師の想いを乗せ「フィッシャーマンボウル」と名付け
ポキ丼はベンナーズ社が運営する、天然魚&未利用魚のサブスクリプションサービス「フィシュル!」の未利用魚(九州産天然地魚)とにんにく、たまねぎ、しょうがにガーリックオイルを合わせたピエトロのソースを組み合わせたメニュー。
漁師らの想いものせてお客様に伝えたいとして、「フィッシャーマンボウル」と名付けたそうです。
未利用魚とは
未利用魚とはサイズが規格外であったり、まとまった漁獲がなかったり、見た目が悪いなどの理由から価値の付かない魚のことを指します。
総水揚げ量の約30~40%(FAO(Food and Agriculture Organization of the United Nations:国際連合食糧農業機関)「The State of World Fisheries and Aquaculture 2020(世界漁業・養殖業白書2020)」)が未利用魚と言われています。
しかし、サイズや見た目は味には関係がないため、未利用魚であっても我々が普段口にする魚と変わらずに美味しい魚ばかりです。
近年、日本の漁獲量が年々減少傾向にあることからも、こうした未利用魚に注目が集まっています。
未利用魚が食べられる水族館のレストラン
ピエトロ社が運営するレストランでも、ベンナーズ社とのコラボメニューを定期的に提供しています。
詳しい取り組みは株式会社ベンナーズ公式Webサイトで確認することができます。
※2024年11月21日時点での情報です
(サカナト編集部)