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今年発売された<サカナの絵本>おすすめ7選 クリスマスプレゼントにも!

今年も早いもので、一年の締めくくりの時期になりました。2024年、皆さんにとってはどんな年でしたか。

サカナト編集部では、今年1年の振り返りや、来年新たなサカナと出会うきっかけとして、今年刊行された絵本に注目。

そこで、サカナに特化した小さな本屋『SAKANA BOOKS(サカナブックス)』(東京都新宿区)のスタッフ・川村さんに、2024年に刊行された魚や水生生物が登場する絵本をピックアップしてもらいました。

絵本と言っても、大人でも読み応えがあり、心を揺さぶられるものもあるのです。年末年始は大人も子どもも“サカナの絵本”に触れてみてはいかがでしょうか?

100ぴきかぞく すいぞくかんへいく│古沢たつお(絵・作)

『100ぴきかぞく すいぞくかんへいく』(撮影:SAKANA BOOKS)

人気の100ぴきかぞくシリーズから『100ぴきかぞく すいぞくかんへいく』(古沢たつお・絵/作、大日本図書)が登場。98ぴきのネコの子どもたちとお母さん、お父さんが、今回は水族館に向かいます! どんなサカナがみられるでしょうか?

ネコたちは100ぴきそれぞれに個性があり、丁寧に描き分けられています。時間を忘れて見入ってしまうこと間違いなし。ネコ好き、水族館好きのお子さまにおすすめです。

トドにおとどけ│大塚健太(作)、かのうかりん(絵)

『トドにおとどけ』(撮影:SAKANA BOOKS)

トドさんにお届けものをしたいけれど、アザラシ、アシカ、オットセイ……。

トドにおとどけ』(大塚健太・作/かのうかりん・絵、パイインターナショナル)は、見た目がそっくりな住人たちに翻弄されるカモメのおはなし。

似ている鰭脚類たちの違いが可愛く楽しく学べちゃう絵本です。

お子さまはもちろん、アザラシやアシカなど、鰭脚類好きの皆さんにおすすめの1冊です。

ちんあなごの しんかいツアー│大塚健太(作)、くさか みなこ(絵)

『ちんあなごの しんかいツアー』(撮影:SAKANA BOOKS)

ちんあなごのしんかいツアー』(大塚健太・作/くさかみなこ・絵、講談社)は、サカナブックスでも人気の『ちんあなごのちんちんでんしゃ』の続編。今回はちんあなごたちが、深海ツアーに出発します!

初めて見る深海生物に、みんなどきどきハラハラ。何が起きるかわからない深海の冒険、読んでいるこちらも一緒に参加している気分になれますよ。

ちなみに、『トドにおとどけ』と同じく、大塚健太さん作の絵本。水族館に行くことや、深海の生き物が好きなお子さまにぜひおすすめです。

おさかなねんね│さかなのおにいさん かわちゃん(作・絵)

『おさかなねんね』(撮影:SAKANA BOOKS)

みんな大好き、さかなのおにいさん かわちゃんさんの新作絵本『おさかなねんね』(さかなのおにいさん かわちゃん・作/絵、KADOKAWA)! SAKANA BOOKSでも人気の1冊です。

0〜3歳のお子さんがいるご家庭への贈り物にもおすすめ。いろんな魚が登場して、みんなですやすや……。寝る前の読み聞かせにぴったりの絵本です。

クジラがしんだら│江口絵理 (文)、かわさきしゅんいち(絵)、藤原義弘(監)

『クジラがしんだら』(撮影:SAKANA BOOKS)

クジラが死んだら、なにがおきるのでしょう。

クジラがしんだら』(江口絵理・文/かわさきしゅんいち・絵/藤原義弘・監、童心社)で、深海にしずんだクジラの亡骸にあつまるのは、食べ物を求める深海生物たち!

肉を食べたり、骨を栄養にしたり、生きものごとに違うクジラの味わい方をしています。そして、亡くなったクジラの命は、次の命に受け継がれます。

イラストもとても美しく、巻末には物語に登場する生きものたちの図鑑パートもありますよ。いまも地球のどこかで起きているドラマを垣間見ることができる、物語も素敵な科学絵本です。深海好きの方へのプレゼントにピッタリな1冊です。

海 ビークル号で海たんけん│高久至(写真・文)

『海 ビークル号で海たんけん』(撮影:SAKANA BOOKS)

北は北海道から南は西表、小笠原まで! 各地の海を訪ねたくなる、オールカラー写真絵本『海 ビークル号で海たんけん』(高久至・写真/文、アリス館)。

ビーグル号と名付けた愛車で旅をしながら、日本全国の海に潜った水中写真家の高久至さん。その旅路と日本の海の多様さを、美しい写真とともに追体験できる1冊です。

写真集を買うのは敷居が高いな……という方にも大変おすすめです。こんなに沢山の表情をみせてくれるのかと、今まで知らなかった海の一面がみえてきます。お気に入りの写真をみつけて撮影地に足を運ぶ、という楽しみ方もできそう。

イリエワニ│福田 雄介(文)関 俊一(絵)

最後に紹介するのは、少し大人向けな絵本『イリエワニ』(福田雄介・文/関俊一・絵、福音館書店)です。表紙が美しくインパクト抜群、ワニの息遣いが伝わってくるようです。

ワニ好きさんはもちろん、爬虫類好きの方にもピッタリです。汽水域に暮らすイリエワニの生態を、美しいイラストとわかりやすい解説で覗き見ることができる美麗な科学絵本です。

汽水域に出現するあのサメとの対峙シーンも必見! 同じ関俊一さんのイラストを楽しめる、沼口麻子 文、関俊一 絵『ホホジロザメ』もぜひいっしょにどうぞ。

クリスマスプレゼントにいかが?

サカナに特化した本屋『SAKANA BOOKS』によるおすすめの絵本たち、いかがでしたか?

SAKANA BOOKSは、大変な境遇にいる子ども達へ届けるチャリティー活動「ブックサンタ」にも参加。サンタとなって、見知らぬ子どもたちにサカナの物語を届けてあげるのも良いかもしれません。

(サカナト編集部)

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サカナト編集部

サカナト編集部

サカナに特化したメディア

サカナに特化したメディア『サカナト』。本とWebで同時創刊。魚をはじめとした水生生物の多様な魅力を発信していきます。

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