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アマガエルと暮らして梅雨を感じる

アマガエルはとても神経質で、捕まえたばかりのときは、特に環境の変化や人の視線に敏感。上から覗かれると食べられると思うらしく、真横からの観察が適していると息子が調査結果を教えてくれた。

上から覗きこみピンセットでエサを揺らすのも、かえって怖がらせていたのかもしれない。先述の通り、エサをそっとケースの中に置いておくと、人がいない時間に安心して食べている。

アマガエル(提供:PhotoAC)

ケースの掃除も、最初は大騒ぎだった。カエルたちはすばしっこく、ちょっと油断すると跳ねて逃げそうになる。息子と2人でそっと手を伸ばし、カエルたちを別の容器へ移す作業は毎回悪戦苦闘。「逃げないでね」と声をかけながら、慎重に手を動かす。

飼育にまつわる色々なことを調べつつ、今は賑やかなアマガエル飼育になりつつある。皆さんも梅雨の風物詩として、自宅でアマガエルを観察してみてはいかがだろうか。

(サカナトライター:栗秋美穂)

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栗秋美穂

栗秋美穂

多様な学びと生き方を発信するライター

ウミガメの保護活動や、鮭の稚魚を育てて放流する活動をしています。読者の皆様にも、このような経験を通じて、少しでも海の生き物が生きやすい国になればと思います。

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