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個性豊かなヤゴをぜひ観察してみよう

観察していて感じるのは、トンボの種類によってヤゴの見た目が異なるということです。

細長い体にまるで尾のような突起(尾鰓)があるイトトンボの仲間、がっしりとした体に大きな複眼が印象的なオニヤンマの仲間、さらに小さく全体的に丸っこい印象のシオカラトンボの仲間──などさまざまです。

今回羽化に立ち会えたのは、おそらくサナエトンボの仲間です。

図鑑やネットで調べながら、出会ったヤゴがどんなトンボになるのかを親子で推理するのも楽しい時間になります。

のんびりタイプ?筆者の頭に止まってくれたカワトンボの仲間(提供:halハルカ)

ヤゴは、トンボという身近な昆虫の“もうひとつの姿”。水辺にひっそりと暮らしながら、ある日突然、空へと羽ばたいていく生命の営み。そんなドラマが、実は私たちのすぐ近くで日々繰り広げられているのです。

子どもと一緒にヤゴを観察したり、羽化の瞬間に立ち会ったりすることで、自然の神秘や命の尊さを身をもって感じることができます。水辺を訪れた際には、ぜひ小さな命たちに目を向けてみてくださいね。

(サカナトライター:halハルカ)

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生き物!釣り!水辺!

幼少期から水辺の生き物が大好きな元美大生。釣り好き(オカッパリ専門)で、若い頃は夜通し釣りを楽しんでいたことも。現在はこども達と共に生き物探索をするのが楽しみ。 好きな生き物はカエルとフグ。

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