ビオトープでメダカを飼育するにあたって、いちばん気になるのが飼育スペースの問題。特に手狭なベランダなどで飼育する場合、あまりスペースは取りたくないもの……。
そこで筆者がオススメしたいのが、丸いお椀の形をした睡蓮鉢です。
飼育場所に合わせた容器を選ぶ
トロ舟と呼ばれる容器や発泡スチロールの容器もメジャーですが、トロ舟は基本的にサイズが大きいので、ベランダのスペースによってはかなり圧迫感があると思います。
また、発砲スチロールは軽くて保温性も高く、様々なサイズ感もあるので扱いやすいですが、物が当たったりしたときの破損が怖く、日光で劣化した発泡スチロールのかけらなどがベランダに散乱し、掃除が大変という話も聞きます。
これらの要因から、手狭なスペースでビオトープを始めるなら睡蓮鉢がおすすめです。
睡蓮鉢(提供:PhotoAC)さて、ひとくちに睡蓮鉢と言っても、陶器製のものからプラスチック製のものまで種類はさまざま。筆者は、数年程度の飼育であればプラスチック製のものをおすすめします。
というのも、陶器製のものは耐用性に優れており、家の軒先等で長期間動かさずに使うのには適しています。しかし、非常に重いため、いざというときの移動には困る場合が多いです。
重さを加味して小さいサイズの睡蓮鉢にすると飼育できる数も減ってしまうので、もし陶器製の睡蓮鉢を使用するなら重さは割り切った使うほうがいいかもしれませんね。
プラスチック製の睡蓮鉢は手入れが楽
一方、プラスチック製の睡蓮鉢であれば、容器自体が軽いので手入れがしやすいです。
日光などによる劣化はありますが、基本的には3~4年は持つことが多く、メダカの寿命にも合うので筆者もプラスチック製睡蓮鉢を愛用しています。
簡単なものから始めるでOK(提供:PhotoAC)どの容器にもメリット・デメリットがあるので正解はありませんが、自分に合った容器選びの参考にしてもらえればと思います。
飼育数を考えた容器サイズに
次に、考えたいのが容器の大きさ。
メダカ1匹飼育するのに必要な水量は1リットル程度とされていますが、ベランダ等の屋外飼育の場合は時期によっては水の蒸発がかなり早いため、1匹あたり2リットル程度の水量を確保できる容器サイズがオススメです。
筆者は余裕をもって、17リットル入る容器に5匹の状態で飼育を始めました。現在は子どもと合わせて7匹飼育していますが、それでも少し余裕がありますのでかなり安定した飼育ができています。
繁殖させるかどうかも考慮
また、この時に考えてほしいのが、繁殖させるかどうかです。卵や稚魚を隔離さえしてあげれば、メダカは比較的簡単に繁殖が行える魚です。
メダカが小さいうちは必要水量も少なく、多少の過密飼育は問題になりませんが、メダカが成長したときにスペースを用意してあげられないのならば、繁殖は行うべきではないと思います。ですので、将来的な最大数を考えて、容器の大きさを選んでくださいね。
睡蓮鉢でビオトープを始めよう!
ビオトープを始めたいけどトロ舟を置くスペースがない……という人は、ぜひ睡蓮鉢を使ったビオトープを導入してみてください。
記事で紹介したようにスペースを取らず、手軽に始められることももちろんですが、メダカだけでなく、睡蓮をはじめとした水草も綺麗に映えますよ。さらに、睡蓮鉢と共に過ごす生活は、一息つく時間もできてなんだか落ち着くものです。
(サカナトライター:さご)