三重県伊勢市の伊勢シーパラダイスは現在、水槽の中で“生きもの探し”を楽しめる春の特別企画「リアルかくれんぼ ~あなたは何匹見つけられるか~」を開催中です。会期は5月10日まで。
岩や砂、海藻などの環境に溶け込むように姿を変えて暮らす生きものたちを集め、来館者が水槽をじっくり観察しながら擬態の達人たちを探し出す体験型の企画展です。
水槽の中で楽しむ“リアルかくれんぼ”
会場となるのは、同館「ふれあい魚館」の特別展示ブース。期間中は12種18点の擬態する生きものが登場するそうです。
水槽内には、生きものたちが野外で実際に身を潜めている環境を再現しており、岩や砂底、海藻などの背景に紛れた生きものを探しながら観察できるのが特徴のイベントとなるそう。
来館者は、ただ眺めるだけでなく「どこに隠れているのか」を意識して水槽をのぞき込むことで、まるでかくれんぼに参加しているかのような感覚で展示を楽しめます。
見つけて学ぶ、生きものたちの生存戦略
本企画展では、岩そっくりの姿で海底に潜み、背びれに猛毒の棘を持つオニダルマオコゼや、軽石のような凹凸の甲羅で岩石に紛れるカルイシガニなど、多彩な“隠れ方”を見せる生きものが展示されます。
オニダルマオコゼ(提供:株式会社伊勢夫婦岩パラダイス)さらに、細長い体を海藻に絡めて身を隠すヨウジウオ、砂の色や模様に体色を似せて砂底に潜むヒラメなど、同じ「擬態」といっても種によって戦略が異なる点を見比べることができるのもポイント。
自然界で彼らが身を守り、獲物を捕らえるために発達させてきた多様な生存戦略を、子どもから大人まで楽しく学べる内容となっていそうです。
「ゼロ距離水族館」ならではの観察体験
伊勢シーパラダイスは、海獣との距離が近いことから“ゼロ距離水族館”を謳うなど生きものとの距離の近さを生かした展示づくりが特徴です。
今回の特別展では、水槽の前で立ち止まり、目を凝らして探すという行為そのものが体験型コンテンツとなっており、同館ならではの「近さ」を活かした展示になっています。擬態の不思議と発見の楽しさを同時に味わえる企画となりそうです。
※2026年3月18日時点の情報です
(サカナト編集部)