実際に見て感じるイワナのこと
上高地は中部山岳国立公園の特別保護地区の中でもアクセスがよく、訪れやすい場所です。自然環境についても多くのことが学べ、肌で感じることのできるところです。明神池近くの嘉門治小屋では「岩魚の塩焼き」が名物で、頭からしっぽまで美味しく食べることができます。
イワナ自体の問題は、先日公開された映画『ミルクの中のイワナ』でも取り上げられていました。
上高地で交雑種が増え始めてから100年ほど経っている現在、純在来種のイワナが減っていることは確かです。そして、もしかすると私たちが思う「上高地のイワナ」はもうすでに交雑種だったのではないでしょうか。
自然のイワナが減っていること、自然のまま魚と共存するということ、変化していく自然の中で何を守っていくべきか、考えるきっかけとして「上高地のイワナ」に会いに行ってみてはいかがでしょうか。
(サカナトライター:小園梓)
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