コリドラスは熱帯魚界ではポピュラーな魚ですが、飼育をしていない人や普段アクアショップに訪れない人には聞き馴染みがない魚かもしれません。
ここではコリドラスの生態と実際に飼育してみて感じた魅力をお話ししていきます。
コリドラスとは
南米原産のコリドラスはナマズ目に分類され、小型淡水熱帯魚として人気があります。成魚は3cm〜6cm程で、寿命は3年〜5年。多くのナマズ科は夜行性ですが、コリドラスは昼に活発に活動をします。
また、硬い外皮を持ち、愛らしい見た目とは裏腹に全身カチコチ。コリドラスの名前も「ヘルメットのような皮膚」という意味があるそうです。ヒレの棘に毒がある個体もいるため捕食魚としては好まれないのだとか。
多くの種類が存在し、全ての魚種で最多と言われておりその数は200種以上。その中でも「吻(ふん)」と言われる鼻先の長さでタイプが分かれています。
- ショートノーズ=流通も多く温和で飼育が容易
- セミロングノーズ=体がスリム
- ロングノーズ=口先が長くなる
コレクション性の高い熱帯魚であることから、コリドラスの飼育は人気を集めています。
コリドラスの飼育方法
底棲魚のため床材が必要になります。特徴であるヒゲと口先を砂の中に突っ込んでもぞもぞと餌を探す姿はとても可愛らしいですよ。
粗い砂だとヒゲを傷つけてしまう可能性があるので、なるべく細かい砂を選ぶことをおすすめします。
水温は20度〜28度。弱酸性から中性の軟水を好みます。比較的丈夫な魚でそこまで水質に拘らなくても大丈夫ですが、コリドラスは水を汚しやすいのでこまめな掃除やメンテナンスは大事です。
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