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脱力して生きるナマコ

わずかな栄養素で生きているナマコは最低限のエネルギーで動いています。ナマコの体表はコラーゲンから成るため伸縮性があり、さらにその皮膚の中にはキャッチ結合組織という仕組みで自在に体表を硬くしたり柔らかくしたりを繰り返しています。

このキャッチ結合組織は筋肉とは別で、筋肉を動かすよりはるかに少ないエネルギーで働くため、ナマコは少ない栄養で生きていけるのです。

平凡に海に存在する生物だと思っていたナマコ。難なく生きていると思っていたナマコ……。のんびりしているようで本当はとても賢く生きているその姿には、私たちも学ぶ部分があるように思えます。

(サカナトライター:南あずま)

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