滋賀県立琵琶湖博物館は12月6日、同県の冬の味覚でもある「氷魚」の展示を開始しました。
氷魚は、滋賀県の家庭で食卓をにぎわせる魚のひとつです。
氷魚とは?
氷魚とは、アユの仔魚(稚魚より前の段階)のことであり、読み方は「ひうお」と呼びます。
なぜ氷魚と呼ばれるようになったかというと、川を下ってきたアユの仔魚の体が氷のように透き通っているからだと言われています。
通常、アユの仔魚はすぐに海へ下ってしまうため採集が困難ですが、滋賀県では琵琶湖が海の代わりになっており、古くから氷魚を食用として漁獲。琵琶湖の伝統的な漁法「えり漁」で漁獲された氷魚は、主に釜揚げで食されています。
貴重な氷魚の展示
他地域では見られない貴重な氷魚ですが、滋賀県立琵琶湖博物館の水族展示室・暮らしの中の魚たちコーナーにあるイサザ水槽で12月6日より展示が開始されています。
展示期間は魚の状態により変化するとのことで、興味のある人は早めの訪問をおすすめします。
詳しい情報は滋賀県立琵琶湖博物館の公式Webサイトで確認することができます。
※2024年12月13日時点の情報です
(サカナト編集部)