琵琶湖を中心とする滋賀県の農業・漁業と食文化などから構成される、世界農業遺産「琵琶湖システム」。
その「琵琶湖システム」を次世代へつなぐ取り組みとして、2024年にスタートとしたのが「びわ湖魚グルメ」です。滋賀県で捕れる魚と滋賀県産の農産物を使用したメニューとなっています。
2月1日、この「びわ湖魚グルメ」の新メニュー提供が始まりました。
湖魚と滋賀県農産物をかけ合わせた「びわ湖魚グルメ」
滋賀県産食材のおいしさを知る地元の生産者と、飲食店や宿泊施設がタッグを組んで各メニューを開発したといいます。
「びわ湖魚グルメ」の唯一のルールは、「琵琶湖の魚」と「滋賀県産農産物」をかけ合わせること。
昔ながらの料理をアレンジした一品や新しい創作料理など、さまざまな食べ方で滋賀県産の食材の魅力を発信しています。
湖魚を幅広く味わえる新メニューが登場
今回の新メニューには、魚を使ったスイーツやテイクアウト商品まで、滋賀食材の魅力をより幅広く楽しめるメニューが登場したそうです。
例えば、「ひさご寿し」では、湖魚の達人である料理長が使用するそれぞれの魚の特性を活かした料理を考案しています。
マジカ(ニゴイ)を使った押し寿司は、塩味とタレ味で市松模様にした「真近源平寿司」として提供。目にも楽しく、調理法にも工夫した一品です。
また、「近江ダイニング 橘菖」では、馴染みの薄い人が湖魚を味わうきっかけになればという思いから考案された創作スイーツを提供。
「湖国のふんわりケーキ」は、湖魚の佃煮が刺さった斬新な見た目。ほうじ茶味のカップケーキには琵琶湖でとれるスジエビを大豆と甘辛く煮た滋賀県の郷土料理「えび豆」が入っています。
「びわ湖魚グルメ」約70メニューは滋賀県内の店舗で提供
今回の新メニューを加えた約70の「びわ湖魚グルメ」が、滋賀県内の各店舗で提供されます。
提供する店舗やメニューの詳細は、特設ホームページで確認することができます。
※2025年2月5日現在の情報です
(サカナト編集部)