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国立科学博物館の360度シアターで新作「日本の川」上映開始 両生類など固有種との出会いを楽しめる?【東京都台東区】

国立科学博物館(東京都台東区)は3月18日、同館にある直径12.8メートルのドーム状スクリーン「クラスメゾット THEATER36◯(シアター・サン・ロク・マル)」で新規映像となる「日本の川 -固有種との出会いの旅-」の上映を開始します。

同スクリーンでは、360度全方位に映し出された映像を鑑賞可能。これまでに制作した7本のオリジナル映像を上映しており、今回の新規映像は8本目の映像となります。

「クラスメゾット THEATER36〇」(提供:国立科学博物館)

日本各地の特徴的な川に生息する植物や両生類

ユーラシア大陸の東の端に浮かぶ日本列島には、その場所にしか生息していない動植物「固有種」が多い地域として知られています。

特に地域ごとに異なる表情を見せるのが「川」。山をくだる急流から平野のゆるやかな流れまで、日本の川には、それぞれの環境に適応した多くの固有種が暮らしています。

鳥取県の石見川の様子(提供:国立科学博物館)

今回公開される映像では、日本各地の川を巡る映像を鑑賞することが可能。各地の特徴的な川を旅した気持ちになりながら、生息する植物や両生類と出会う体験を再現しています。

日本各地の川を観察 オオサンショウウオやカエルも登場

映像では、生物のすみかとなる川の周辺の地形や岩石に注目。勾配が大きなところでは、川は急流、もしくは滝となり流れてゆきます。

逆に勾配が小さなところでは、流れはゆるやかに。川のまわりには小石や泥がみられます。

北海道 釧路湿原(提供:国立科学博物館)

渓流沿いの環境では、激しい流れに適応したサツキヤシャゼンマイなどの日本固有種が生まれました。
水面近くに生えているヤシャゼンマイは細長い葉を持ち、水に流されにくい性質を持っていることがわかります。

ヤシャゼンマイ(提供:国立科学博物館)

日本列島には、一生を川で過ごすオオサンショウウオや、産卵のために大勢が川で集まるカエルなど、多様な両生類が生息しています。

ナガレタゴガエル(提供:国立科学博物館)

日本各地のカエルやサンショウウオがどのように川を利用しているのか、地域や種の違いに着目して観察することができます。

「クラスメゾット THEATER36〇」は国立科学博物館で

「クラスメゾット THEATER36〇」の1回の上映時間は約6分。国立科学博物館の常設展入館料で鑑賞できます。

上映スケジュールは月ごとに入れ替え。「日本の川 -固有種との出会いの旅-」は現時点で、3月18日から5月6日までと、8月1日から8月31日まで(いずれも休館日を除く)の上映が決まっています。

詳細は、国立科学博物館公式ホームページ内のクラスメゾット THEATER36〇特設ページで確認できます。

※2025年3月14日時点の情報です

(サカナト編集部)

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