深海や深海生物の研究が進み、その存在が身近になるにつれて、深海にすむ生きものをモチーフにした商品が世の中に増えてきました。
特にアクセサリー類は、自分の好きな生きものをさりげなくオシャレに身につけられることから、注目も高まっています。まだ多くはありませんが、それらの商品を扱うショップやブランドもあるようです。
そこで、深海生物をモチーフにしたアクセサリーを販売するブランド、また、そうした作品に出会える場所をまとめてみました。お気に入りの生きものの作品を探してみましょう。
深海生物アクセサリーのブランド
深海生物のアクセサリーを販売するブランドを3つ紹介します。
どのブランドもそれぞれに個性があり、魅力的です。
Palnart Poc
まず紹介するのは、個性豊かで鮮やかな作品が揃う「Palnart Poc」さん。
それぞれの生きものの特徴を忠実に再現したブローチやネックレス、指輪、イヤリングなどを販売しています。
深海生物モチーフや海がテーマのアクセサリー(提供:Palnart Poc)例えば、メンダコのブローチでは、メスのメンダコの特徴である縦一列の吸盤や耳のようなヒレをしっかりと再現。後ろ側には漏斗まで付いており、細部までこだわっています。
また、クリオネのピアスの片側は、バッカルコーンを広げた姿。獲物に見立てたカットガラスにバッカルコーンが伸びており、生態まで再現した作品になっています。
Palnart Pocさんは、深海生物の他にも哺乳類、爬虫類などさまざまな生き物をテーマにした作品を多数販売。見た目だけでなく生態までも落とし込む、生き物好きにはたまらない作品ばかりです。
深淵~abyss~
次に紹介するのは、かっこいいシルバーアクセサリーが揃う「深淵~abyss~」さん。
生きものそのものの姿ではなく、生きものの特徴的な部分にフォーカスしたアクセサリーを中心に販売しています。
印象的なシルバーアクセサリー(提供:深淵~abyss~)例えば、ツノモチダコのブレスレットは、フック部分にある大きな眼の上に特徴的な大小2本のツノが再現されています。
また、カゴマトウダイをモチーフにしたネックレスは、一見すると生きものには見えませんが、同種の丸っこいシルエットと捕食時に突出する口の形をデフォルメし、赤い体色をカーネリアンで表現しています。
深淵~abyss~さんの作品は、“パッと見では生き物モチーフとわからないけれどわかる人にはわかる”という、マニアの心をくすぐるものばかり。どの生物をイメージしているか考えながら作品を見ると面白いですよ。
NOBchanchyn
続いて紹介するのは、リアルなのにどこかかわいらしいシルバーアクセサリーが揃う「NOBchanchyn」さん。
深海生物やサメを中心に、生きものの体の形をそのまま活かしたリングなどを販売しています。
迫力ある深海生物リング(提供:NOBchanchyn)例えば、ダイオウイカのリングは、大きな触腕を活かして指に巻き付くような形。ユメザメやラブカのリングは、指にはめると頭の部分がちょうど指に乗り、そのちょこんとした姿がとてもかわいらしいです。
NOBchanchynさんは、他にもメンダコやチョウチンアンコウの小さいブローチなど、かわいくてほっこりできる作品を多数販売しています。
マイナーな生き物の全身を再現した作品は他にはないため、お気に入りの生き物がいないか探してみるといいかもしれません。
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