年末が近づくと、テレビでもふるさと納税のCMや特集をよく見ますよね。
自治体が多すぎて、毎年どこにしようか迷ってしまう……。そんな方のために、サカナにまつわる一風変わったふるさと納税をご紹介します。
たまには違う地域の特産品や変わり種に挑戦してみたいという方は、ぜひご覧ください。
幻の高級魚・マハタ
三重県尾鷲市では、市の特産品である「尾鷲マハタ」がふるさと納税の返礼品に選ばれています。
実は、尾鷲市はマハタの生産量が日本一。尾鷲マハタは昭和60年頃から尾鷲市で養殖が始まった養殖魚で、クエなどの高級魚によく似た味・身質をしているのだとか。
市内でもマハタ料理を提供する宿泊施設は限られており、そんなレアな魚がおうちで食べられるなんて嬉しいですね。
フカヒレだけじゃない!サメのみりん漬け
サメの水揚げ量日本一を誇る宮城県気仙沼市では、フカヒレ以外にもフカバーガーやフカカツ、サメ肉ソーセージなど様々なサメグルメを食べることができます。
そんな同市のふるさと納税返礼品である「鮫の清酒づけ」は、干したサメ肉を日本酒で柔らかくした半生食感が特徴的な逸品です。
これを気に、中々市場に出回らないヒレ以外のサメグルメに挑戦してみるのも面白そうですね。
た、食べれるの……? オオグソクムシ
鎧を纏ったような姿が特徴的な水生生物、オオグソクムシ。高知県室戸市では、生きたオオグソクムシがふるさと納税の返礼品に選ばれています。
おすすめの食べ方はそのまま素揚げにすること。一気に揚げることでカニやエビに近い濃厚な味を堪能することができます。
そのビジュアルが食卓で注目を集めることは間違いないでしょう。見た目に抵抗がない方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
メダカに金魚!?「飼う」ふるさと納税
サカナにまつわるふるさと納税は、何も食べ物だけに限りません。
香川県東かがわ市では高級メダカが返礼品になっています。
また、日本三大金魚産地である愛知県弥富市では、市内で育った状態の良い金魚がふるさと納税の返礼品に選ばれています。
運送によるペットへの負担が怖い場合は、弥富市の「弥富金魚引換券」を返礼品に選んで現地に赴くのもおすすめ。普段は手が出しにくい高級なサカナを、自治体から直接いただけるというのは嬉しいですね。
各自治体がこぞって参戦するふるさと納税。肉や海鮮もいいですが、その自治体ならではのサカナに注目すると、意外な発見があるかもしれませんよ。
(サカナトライター:桐田えこ)