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アクアリウム入門種として人気の<グッピー> 国産と外国産を混泳させてはいけないワケとは?

グッピーは南アメリカ北部やブラジル北部、西インド諸島などにすむ淡水魚です。

一方、とても飼育しやすく、カラフルで多様な品種が多いことから、アクアリウム初心者にも人気の魚です。

世界中で観賞魚として人気を誇るグッピー

グッピー(学名:Poecilia reticulata)は、カダヤシ目カダヤシ科に属しています。南アメリカ北部のベネズエラやギアナ地方、ブラジル北部などを原産とする魚です。

とても小型で、数多くの品種が開発されており、観賞魚として世界中で親しまれています。

ワイルドグッピーとも呼ばれる野生種は、全体的に薄い褐色をしています。

メスとオスで見た目が違う性的二形で、メスよりオスのほうが小さく、彩りが美しく、背びれや尾びれが大きく広がります。

ワイルドグッピー(提供:PhotoAC)

オスには側面や尾びれに様々な色の斑点が現れます。これらの斑点は個体変異が大きいことが特徴です。

グッピーはアクアリウムの入門種におすすめ

グッピーはアクアリウムの入門種としても名高い観賞魚で、アクアリウム初心者にも飼いやすい魚です。

熱帯魚水槽(提供:PhotoAC)

まず、小型であることから、小さめの30センチ水槽でも十分に飼育をはじめることができます。

飼育に最低限必要なのは、フィルターとヒーター。熱帯魚ですが、夏場の水温上昇には十分に気を付ける必要があります。

クーラーは小さなグッピー水槽に導入するのは適さないため、直射日光を避け冷房の効いた部屋で飼育する、冷却ファンを活用するなどの対策が効果的です。

グッピーは人工飼料もすんなり食べてくれます。餌の種類も豊富で、ペット用品店やアクアリウムショップでも容易に入手することができます。

グッピーの産地に注意

グッピーは水質への適応力が高く、丈夫であることから、アクアリウムの入門として人気な魚種です。

しかし、1点だけ注意するべきことがあります。それは、国産グッピーと外国産グッピーの違いです。

グッピーは日本には生息しない輸入魚ですが、日本のブリーダーが繁殖・販売しているグッピーのことは国産(日本産)、海外でブリーディングされたグッピーは外国産と呼ばれています。

国産グッピーは生まれた時から日本で育てられていること、輸送時間が短くその環境も良いことから外国産グッピーと比較して飼育がしやすいと言われています。

グッピー(提供:PhotoAC)

外国産グッピーは、主にシンガポールや台湾、スリランカなどでブリーディングされています。カラーバリエーションが多く、比較的安価なのがポイントです。

しかし、輸送時間が長かったり、日本の水質と合わなかったりすると、病気の発症や衰弱といったリスクがあります。

国産グッピーと外国産グッピーは混泳できない?

国産のグッピーと外国産のグッピーを一緒に飼うことはおすすめしません。

それぞれが異なる病気の感染源となる寄生虫や、ウイルスを持っている可能性があるからです。

例えば、大流行したグッピー特有の病気に「グッピーエイズ」というものがあります。

これは1990年代に外国産グッピーや、グッピーと同じカダヤシ目に属する観賞魚であるプラティの間で大流行した病気です。感染力と致死率が高く、不治の病ともいわれています。

プラティ(提供:PhotoAC)

グッピーエイズにかかったものの発症しなかった個体は「グッピーエイズキャリア」となり、感染力を持つも人の目にはわかりません。

このような病気の蔓延の恐れがあるため、国産グッピーと外国産グッピーは混泳させないほうが良いといわれています。

魅力的な観賞魚

グッピーは、昔からアクアリウムの入門種として多くの人に親しまれてきました。

アクアリウムを始めたいと思っている人は、まずはグッピーからはじめてみてはいかがでしょうか。

魚の持つ奥深さに触れることができますよ。

(サカナト編集部)

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