仙台うみの杜水族館(宮城県仙台市)は、深海生物について学べるナイトイベント「深海ナイト水族館」を3月15日(土)の閉館後に開催します。現在、前売り券が発売中です。

深海生物の魅力発信と謎の追及を目的とした動画企画「深海生物クッキング」でコラボレーションしている、生物ライターの平坂寛氏をゲストに迎えたトークショーを実施するほか、宮城県沖合底びき網漁業協同組合や石巻専修大学などとコラボしたブースが登場します。
不思議な深海生物の魅力 生物ライター・平坂寛氏トークショー
今回開催される「深海ナイト水族館」は、深海の謎を追求する面白さ・不思議な深海生物の魅力を伝えることが目的です。
当日は、生物ライター・平坂寛氏による「深海」をテーマにしたスペシャルトークショーを実施。宮城県に生息する深海生物や深海の環境について、世界各国のユニークな生きもの、世界の深海について解説します。

また、「五感を通じて生物を知る」をモットーにしている平坂氏ならではの視点でのトークも。深海生物を食べ、筋肉の付き方や味から特徴を知るだけでなく、市場に流通しない未利用の生きものの利用価値の創出など、さまざまな取り組みを紹介します。
開催時間は19時15分から20時、場所は2階のうみの杜スタジアムです。
トークショーの前には、平坂氏と同館の飼育スタッフが宮城の深海で獲れた「未利用魚」を料理し特徴などを解説する人気企画「深海生物クッキング」の新作を披露。平坂氏らと一緒に視聴できます。
コラボブースで深海を学ぶ 深海生物の標本も
仙台うみの杜水族館とつながりのあるさまざまな機関と連携し、深海生物や海の環境について学べる特別コラボブースが設置されます。
ブースを設置するのは、宮城県沖合底びき網漁業協同組合、石巻専修大学、株式会社鐘崎、環境生態工学研究所(E-TEC)。ポスター提示や取り組みの紹介など、多岐にわたる学びの場が提供されます。
ニュウドウカジカやニュウドウイカなど標本展示
宮城県沖合底びき網漁業協同組合の協力による深海生物の標本展示も実施されます。
ニュウドウカジカ、ニュウドウイカ、アカクジラウオダマシなどさまざまな深海生物に触ることができる貴重な機会です。

仙台うみの杜水族館で開催される多様なナイトイベント
仙台うみの杜水族館ではこれまで、「日本酒ナイト水族館」や「おひとりさまナイト水族館」などさまざまなナイトイベントが開催されています。
日本は世界有数の深い海を有する国ですが、深海は未だに謎の多い未知の世界。ぜひ同館で未知の世界を味わってみては。
「深海ナイト水族館」概要
深海ナイト水族館は、3月15日(土)の18時から20時30分に開催します。
大人2500円、シニア1900円、中高生1800円、小学生1300円、幼児900円のチケット購入が必要。年間パスポート保持者はどの年齢区分でも一律300円です。
前売り券は仙台うみの杜水族館の公式ホームページから購入可能。当日券はチケット売り場の券売機で購入できます。チケットは数量限定で、前売り券完売の場合には当日券は販売されないため、注意が必要です。
詳しくは「深海ナイト水族館」特設ページで確認できます。
※2025年3月4日時点の情報です
(サカナト編集部)