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双方の違いを認識すると、ザリガニ観察が面白くなる

見た目以外に、住処にも大きな違いがある両者。

アメリカザリガニは販売に制限が掛かったものの、近年はさらに分布を広げており、ますます環境への影響が心配されています。

猫とアメリカザリガニ(提供:松本ミゾレ)

一方のニホンザリガニも、2023年1月11日より特定第2種国内希少野生動植物種に指定。売買と販売目的での捕獲が禁止されています。

ザリガニを飼育したいのなら、屋外に生息するアメリカザリガニを自力で捕獲するのが現実的です。

10年ほど前までは色味の変わったアメリカザリガニの仲間も市販されており、筆者はフロリダブルーという品種を飼育していました。この種を含む外来ザリガニ類は、2020年11月から全て特定外来生物に指定されており、外来生物法に基づき、飼育・運搬・販売・譲渡・野外への放しなどが規制されています。

フロリダブルーとして市販されていたザリガニ(提供:松本ミゾレ)

アメリカザリガニは比較的水質の変化にも強く、餌への食いつきも良いため、長い間飼育することが容易。終生飼育を前提として、地域に生息する個体を捕獲することで、副次的に環境の好転に寄与することにもつながるかもしれません。

近隣の河川に住む在来種の未来のためにも、アメリカザリガニを捕まえて水槽で育てることに意義はあります。そして、いちどペットとして迎えたら必ず最後まで面倒を見る──これも大事なことです。

アメリカザリガニを大事に育てつつ、希少なニホンザリガニについては書籍や映像などで生態を知るというのも、素敵なことではないでしょうか。

(サカナトライター:松本ミゾレ)

参考文献

日本の外来種対策「アカミミガメ・アメリカザリガニの規制内容と手続き」ー環境省

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松本ミゾレ

松本ミゾレ

史上初、ゴンズイ玉に足を突っ込んで無傷だった男

フリーライター。猫、クサガメ、金魚、メダカ、ドジョウなどと暮らす。ベランダにトロ舟を設置して数年経過するも、まだタガメは飛来せず……。 水の生き物が大好きな水恐怖症。

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