クジラやイルカの仲間であるシャチ。北極から南極、熱帯地域までほぼ全世界の海に生息しています。
そんなシャチの魅力を迫力満点の写真やイラストで紹介する『シャチまるごとBOOK』(辰巳出版)が7月31日に発売されました。鴨川シーワールドの館長である勝俣浩さんによる監修です。

海洋の食物連鎖の頂点に君臨するシャチ
全世界の海に生息しているシャチは、驚異的な身体能力と高い頭脳を持ち、自分より大きなクジラさえ狩ることから“キラーホエール”の異名をもち、海洋の食物連鎖の頂点に君臨する生きもの。その生態から「海の王者」とも呼ばれています。
複雑な社会構造を築き、数十頭からなる「ポッド」と呼ばれる群れを形成。高齢のメスがリーダーとなり、豊富な経験を若い世代に伝えながら群れを率いています。

本書では、シャチの生態や暮らしを紹介。迫力満点の写真やイラスト、シャチトレーナーへのインタビューなどが掲載されています。
シャチがすむ水族館から彼らの魅力を紹介
2025年7月現在、日本で暮らしているシャチは7頭。鴨川シーワールド、名古屋港水族館、神戸須磨シーワールドの3カ所で飼育されています。
『シャチまるごとBOOK』では、高画質でダイナミックな写真と共に個体ごとの基本情報や秘蔵エピソードなど、7頭のシャチについて紹介します。

シャチのパフォーマンスの裏側や、トレーニング秘話も掲載。シャチとトレーナーの絆、シャチと知能の高さを窺い知ることができます。

巻頭特集は、水族館写真家として活動する「かぶつ」さんの写真掲載&インタビュー。名古屋港水族館の協力を得て、写真はすべて撮りおろしだといいます。
日本一大きなシャチ「アース」と、名古屋生まれ「リン」の写真を大判サイズで楽しむことができます。
『シャチまるごとBOOK』販売中
『シャチまるごとBOOK』は現在発売中。定価は1760円、全国書店およびネット書店で手に取ることができます。
この夏シャチに会いに行きたいと考えている人、シャチの魅力をもっと知りたいという人は、必読の1冊ですね。
※2025年8月3日時点の情報です
(サカナト編集部)