とにかく水流を感じない構成で疲れさせないことがコツ
こんな感じで、人によっては味気ない飼い方にも思われるかもしれませんが、ベアタンク方式であれば、割と誰でも長期飼育ができるのではないかと思います。
飼育経験は人によってさまざまで、ある飼い主さんは普通に砂利を敷いておいたら巣穴を掘り、そこにロックシュリンプが滞在して数年問題なく生きているというケースもあるようです。
ただ、どちらにしても大抵の水槽内ではプランクトンも微小な餌もろくに発生はしないので、とにかく例のパラボラ運動はさせない方が良いでしょう。
底面に常に餌があれば体力を消耗せずに採餌してくれる(提供:松本ミゾレ)ちなみに我が家で飼育していたロックシュリンプは飼育開始から4年は生存していたのですが、2011年の東日本大震災の折に自宅が被災・停電してしまい、寒い時期で加温が間に合わず死なせてしまいました。
アクシデントで死なせてしまうのは痛恨の極みでしたが、迫力のある体つきに反して繊細な性格。他のエビとの協調性など、ロックシュリンプには魅力が満点。
みなさんも、飼育するにあたってどんな水槽レイアウトにしたいか、色々と構想を練ってみてください。そして飼育できそうだったらお迎えしてみてください。
なお、飼育を始めたロックシュリンプは、例え飼えなくなっても絶対に外に逃がしてはいけません。飼育計画を丁寧に立てることが大切です。
ただし、彼らの繁殖には「汽水」が必須。自家繁殖は同じ特徴を持つヤマトヌマエビのように難しいので、その点に注意が必要です。
(サカナトライター:松本ミゾレ)
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