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サメといえばシロワニ!その迫力と愛らしいヒトミが魅力【私の好きなサカナたち】

Web『サカナト』には様々な水生生物好きのライター(執筆者)が所属しています。そんなライターの皆さんが特に好きなサカナ・水生生物について自由闊達に語らう企画「私の好きなサカナたち」。今回はサカナトライター・しょうじさんによる「私の好きなサカナたち」をお届けします。

好きな生き物は?と問われた時、私は迷わず答えられます。

シロワニです!

私をサカナの世界に引き入れてくれたシロワニの魅力を紹介します。

大きなカラダと恐ろしい顔のシロワニ

シロワニは「ワニ」と名前が付きますが、サメの一種です。所説ありますが、ワニというのはサメの別称で、漁師さんの間で使われていた通名が、和名になるまでに浸透したと考えられています。

シロワニは、ネズミザメ目オオワニザメ科に属し、日本では小笠原諸島周辺などの海域に生息しています。シロワニは全長3メートル前後とされていて、大型のサメにしては珍しく、水族館で見ることのできる種類でもあります。

シロワニ(提供:PhotoAC)

国内の水族館にいるサメたちの種類数は、飼育の難易度や立地などの都合上、大抵は両手に収まる程度にとどまります。そんな中でもシロワニは、陸のニンゲンという動物の私たちにその姿で海の未知数な部分を教えてくれます。

なんといってもその体の大きさのびやかで美しく揺らぐヒレ、まさしくサメらしい大きな口。そして意外にもつぶらな瞳を見れば、ニンゲンの心を掌握する魅力は指折りと言えるでしょう。

卵から?何体産まれる?シロワニの生殖事情

シロワニには、多様な生態的特徴があります。

例えばそれは、繁殖行動。サメは多くの種類が2対の生殖器官を持っており、シロワニも例外ではありません。他種のサメとの違いは、メスの子宮内で起こる生存競争にあります。

シロワニ(提供:PhotoAC)

シロワニのメスは、左右の子宮内にそれぞれ無数の卵を産みますが、全ての卵が孵化する訳ではありません。産み付けられた卵の中の有精卵から産まれた数匹が、今度は子宮内で共食いを行い、栄養を得ながら成長していきます。

子宮内に残った仔がある程度大きくなると、左右それぞれから生存競争を勝ち抜いた1匹ずつが、初めて大海へと出ていくのです。

サメはみんな暴れん坊将軍なのか

壮絶な誕生の背景を知ると、シロワニを改めて眺めた時、そのいかにも凶暴そうな顔つきも相まって、「人喰い」という単語を連想せずにはいられないかもしれません。

しかし、シロワニはサメの種の中では穏やかな性格の持ち主だとされています。

三大人喰いサメと呼ばれているのは、ホホジロザメオオメジロザメイタチザメですが、彼らを筆頭とした「サメ」は、主に映画などの影響で人をハントしビーチを混乱に陥れる凶暴な生き物、というレッテルをはられがちです。

この3種のサメ達が激しい気性を持つ個体が多い傾向にあるのも事実ですが、好んで人を襲っているといったケースの報告は非常に少ないとされています。

愛らしい瞳…シロワニをもっと知る!

シロワニは小笠原諸島周辺の海域において、比較的浅瀬でも高確率で見られることから、ダイバーに好かれている生物のひとつでもあるそうです。

私をサカナの世界に引き入れてくれた大好きなシロワニが、もっと多くの人に知られ、愛されますように。皆さんもぜひ、水族館でシロワニを探して、よく観察してみてください。

目があった瞬間、恋に落ちるかも……!

(サカナトライター:しょうじ)

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しょうじ

さもないサメ好き人。幼少期から全国の水族館巡りを趣味としながら、大学はデザイン系学科に進学。編集も文字書きも絵もイラストも満遍なくかじりつつ、現在はサメと人との架け橋的存在を目指して奔走中。

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