ペットショップへぶらりと立ち寄ったところ、アマガエルのような小さなカエルと出会い、一目ぼれ。
店員さんに話を聞くと、「イエアメガエル」という手のひらサイズほどに成長するカエルだと分かりました。
筆者は、魚を飼育した経験はありますが、カエルを迎えるのは初めて。店員さんに話を聞いて、飼育に必要なものやポイントを学びました。
イエアメガエルってどんなカエル?特徴と魅力
イエアメガエルとは、オーストラリアやインドネシア、ニューギニアなどに分布する全長7~12cmに成長する樹上性のカエルです。草原や森林のほか、民家付近にも生息することから「イエ(家)アメガエル」と呼ばれています。
寿命は10〜20年とかなり長寿。肉食性で昆虫や小魚、小型哺乳類などを食べるのが特徴です。アマガエルと同じく、環境によって体色を変えることができます。
飼育に必要なものリスト
店員さんのアドバイスをもとに、筆者が実際に揃えたものを紹介します。
購入したのは、カエルの止まり木となる流木、床材の水苔、餌をあげるときに使うピンセット、そして餌であるコオロギとレオパドライです。
ケージ、パネルヒーターは以前魚の飼育で使用していたものを転用。温湿度計と水入れは家で普段使用しているものを活用しました。
イエアメガエル飼育で揃えたもの(提供:井村詩織)店員さんが特にこだわっていたのは、ピンセット。この先ずっとコオロギやミルワームなどの生餌を与えるのではなく、将来的に人工餌へ移行したい場合は、ピンセットから餌をもらうことに慣れさせておくと良いとのこと。
そのため、最初からピンセット給餌を前提に準備をしました。
初期のレイアウト(提供:井村詩織)また、床材は保湿効果がある水苔をおすすめされましたが、見た目が気になる場合は好みでフロッグソイルやヤシガラ、掃除のしやすさを重視するならキッチンペーパーという選択肢もあるそうです。
筆者も、最初は水苔を使用していましたが、保湿効果が思った以上にあって湿気がこもってしまったこと、また交換が面倒だったことから、キッチンペーパーに移行しました。
初心者が知っておきたい飼育の注意ポイント
店員さんから教えてもらったイエアメガエルを飼育するときに注意したいポイントを紹介します。
まず一番大切なことは、餌を与えすぎないこと。給餌の前には、カエルの様子やフンの状態を確認します。
お腹が張っているように見える場合は、無理に与えないのが基本。過剰な給餌は肥満にもつながるため、様子を見ながら適量を心がけましょう。
コオロギSサイズ(提供:井村詩織)また、餌のサイズにも注意が必要で、コオロギであればS・M・Lなどカエルの体格に合った大きさを選ぶことがポイントです。カエルの口に無理なく入るサイズを選びましょう。
水に浸かるイエアメガエル(提供:井村詩織)そして、水入れの水はこまめに交換することも大切。カエルはお腹から水分を吸収するため、常に清潔な状態を保つことが重要です。
溺れないように、カエルの体格を見て水位を決めると良いでしょう。
飼育には知識と工夫が必要
初めての飼育準備を通して、イエアメガエルを飼ううえで必要な知識や工夫があることを実感しました。
また、給餌のための用品や床材の選び方など、魚飼育とはまた違う管理のポイントがあることも魅力のひとつだと感じました。
今回学んだことを参考に、イエアメガエルが安心して長生きできる環境づくりを心がけていきたいと思います。
(サカナトライター:井村詩織)