兵庫県神戸市にある水族館「AQUARIUM×ART átoa(アトア)」は3月28日、貝と人との多様な関わりに焦点を当てた企画展「貝類展~貝で繋がるアトアと私たち~」を開始します。
日常の食卓から文化、産業に至るまで、古くから私たちの暮らしを支えてきた貝にフォーカスをあてた企画展です。
「貝とアトア」ゾーンでは水族館と貝類の関係に触れることができ、「貝と人」ゾーンでは人々と貝類のつながりについて学べる構成となっています。
水族館の舞台裏を伝える展示
「貝とアトア」水槽内にはコケ取りなどで活躍する貝類が一堂に集められ、水槽掃除を陰で支えてくれる貝たちを観察できます。
お掃除係の貝(提供:株式会社アクアメント)また、エサとして利用された貝殻の展示や、受け継がれてきた貝類標本が棚一面に並ぶなど、水族館としてのアトアと貝類の関係性を学ぶことができます。
「貝と人」食と遊び、神戸の産業史をひもとく
「貝と人」ゾーンでは、<食~貝アレルギー飼育員が厳選した意外と旨いらしい貝類~><平安貴族の遊び『貝合せ』で遊んでみよう!><神戸と貝類~貝ボタン発祥の街 神戸~>の3テーマを通じて、人々の暮らしと貝の関係を紹介します。
企画展を担当する貝アレルギーの飼育員が、“食べると意外と旨いらしい貝類4種”を選び、オススメの食べ方を解説パネルで案内。また、飼育員手作りの「貝合せ」で遊べる体験コーナーが設置され、平安貴族の遊びとして広まった文化を気軽に体験することも可能です。
貝ボタンと原材料の貝(提供:株式会社アクアメント)さらに、日本の貝ボタン産業発祥の地とされる神戸に焦点を当て、貝ボタンの歴史や、原材料となる3種類の貝殻とそれらを加工した製品を展示し、地域とのつながりも掘り下げます。
「貝合せ大会」と限定「魚朱印」
会期中の3月28日・29日には、関連イベント「貝合せ大会」も開催されます。
平安時代末期に貴族の間で広まった「貝合せ」を題材に、来館者が飼育員と手作りの貝合せで対戦する、日本の伝統文化を楽しみながら学べる企画となっています。
飼育員手作り貝合わせ(提供:株式会社アクアメント)会場はアトア3階FOYERで、各日15時開始。参加費は無料で、対戦中には飼育員から生きものの“ウラ話”が聞ける可能性もあるとか。
さらに、来館記念として人気の「魚朱印」に、貝類展限定デザインが登場。3月28日から4月26日まで、3階「átoa LAB ショップ」で税込400円で販売します。
貝類の意外な一面を発掘しよう
同展示では、生体としての貝類だけでなく、貝類に紐づく歴史や文化まで体感できる内容です。私たちにとって身近な貝類を改めて見つめなおす良い機会となるのではないでしょうか。
企画展「貝類展~貝で繋がるアトアと私たち~」について、詳細はアトアの公式ホームページに掲載されています。
※2026年3月24日時点の情報です
(サカナト編集部)