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釣れた氷下魚の処理方法

釣れて持ち帰った氷下魚は、体を包丁で逆さになでるようにして鱗をとり(鱗はほとんどありませんが)、頭と内臓を落とし、特に血合いの部分を念入りに全体を洗います。

水をふき取り塩を全体にまぶしたら、ネットに入れて1~2日外で干します。概ね乾いたら、あとは焼くだけ。しっかり焼けば骨まで食べられ、栄養満点です。

コマイの切り身(撮影:川辺真理子)

カチカチに干して作られた珍味も絶品。1匹が手のひらサイズで食べやすい大きさなので、つい手が伸びてしまいます。鮮魚としても安価でしたが、珍味としても6本ほど入った袋でも300円程度と安価です。

どんな魚も釣りたては新鮮で美味しいです。春先に北海道東部で釣りをする機会があれば、是非海に糸を垂らしてみてはいかがでしょうか。

(サカナトライター:川辺真理子)

参考文献:
上田 吉幸、前田 圭司、 嶋田 宏、 鷹見 達也(2003)、新 北のさかなたち、北海道新聞社
山本保彦、(1997)、現代おさかな事典 漁場から食卓まで、株式会社エヌ・ティー・エス
一般社団法人 日本魚類学会(2018)、魚類額の百科事典、丸善出版株式会社

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川辺真理子

川辺真理子

釣り人兼体験系水産ライター

「魚を釣って食べたい。昆布を干してみたい。漁場を荒らす生物の生態を調査するため船に乗りたい」海を、魚を、水産を、体験しながらのライター活動をしています。約20年暮らした東京から北海道へUターンしました。さばくのが気持ち良い魚はホッケ、むいて楽しいのはホッキ。

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