ニジマスのポテンシャルを実感
正直、筆者は当初ニジマスを軽んじていました。イワナやヤマメ・アマゴなどの渓流魚と比較すると、どうしても食味において大味で一歩劣る所があると考えていたからです。
しかし、今回「頂鱒」を実際に食してみて、それらの渓流魚に決して劣らない、ニジマスの持つ食材としてのポテンシャルを痛感させられました。
元々、我が国の固有種ではない外来種のニジマス。しかし、100年以上も前から私達の食文化に溶け込み、親しまれてきた本種だからこそ生まれた、日本が世界に誇る素晴らしい品種であると筆者は感じました。
ニジマスをはじめとする淡水魚の生食は顎口虫をはじめ様々な寄生虫のリスクを伴います。生食をする際には必ず生食用のものを購入しましょう。
(サカナトライター:加藤ケイタ)
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