一般社団法人マナティー研究所が沖縄県伊良部島で実施している、沖縄の美しい海を探検する自然体験ツアー「伊良部島の海で生きもの観察!ジュゴン調査ツアー」。これまで不定期開催だった同ツアーが、今後は常時開催することが発表されました。
また同研究所は、日本で唯一ジュゴンを飼育している鳥羽水族館(三重県鳥羽市)で1月4日、「飼育の海牛(飼牛)祭り」を開催します。
ジュゴン調査ツアーを定期開催
マナティー研究所は、伊良部島でジュゴン調査ツアーを実施。ツアーでは、沖縄の伝統的な木造漁船「サバニ」に乗り、ツアーガイドと一緒に海の生きものの観察をします。
「ジュゴンが海草を食べたあと」や「ジュゴンのうんち」を探し、ジュゴンの暮らしを観察する貴重な調査体験ができるといいます。
日本で唯一ジュゴンを飼育している鳥羽水族館
また、マナティー研究所主催のイベント「飼育の海牛(飼牛)祭り」が1月4日、日本で唯一ジュゴンを飼育している三重県鳥羽市の鳥羽水族館で開催されます。
海牛祭りは、マナティー研究者である菊池夢美氏が発起人となり、2019年から開催している科学イベント。ジュゴンやマナティーなど海牛類の研究者と飼育に携わる専門家が登壇し、研究者や飼育員だけが知る生態に関する話などを聞くことができます。
鳥羽水族館が飼育しているジュゴンの大好物でもある海草は、ジュゴンツアーのツアーガイドである吉浜崇浩氏が養殖を行い、定期的に鳥羽水族館に届けられているもの。そのような縁から、今回は同館で特別に閉館後の静かなジュゴン水槽前で開催することになったといいます。
海牛祭りの会場参加は既に満席となっていますが、オンライン参加・事後視聴はまだ申し込みが可能です。
(サカナト編集部)