ウシノシタとよばれる魚を知っていますか?
牛の舌そっくりに細長く平べったい体をもつウシノシタは、ヒラメのように片側に目が寄っているのが特徴です。
この記事では、ウシノシタの特徴や生態について紹介します。
ウシノシタとはどんな魚?
ウシノシタとは、カレイ目に属するササウシノシタ科およびウシノシタ科の魚の総称です。
平べったく楕円形の体形をしており、両眼が体の片側に位置しているのが特徴。この独特の形状は、海底での生活に適応するための進化であるといわれています。
通常、ササウシノシタ類では両眼が体の右側にあり、ウシノシタ類では左側にあります。また、中には口が曲がっている種も多くみられるのだそう。
ウシノシタの代表的な種類は、クロウシノシタやアマミウシノシタ、シマウシノシタ、ミナミウシノシタなど。体長は種類や個体によって異なりますが、通常は20センチから40センチ程度です。
ウシノシタは世界中の温帯から熱帯の沿岸域に広く分布しており、主に小型の甲殻類、貝類、底生の無脊椎動物を食べています。普段は砂泥底や砂地に生息し、砂地や泥底に擬態して身を隠しています。
ウシノシタの名前の由来は?
ウシノシタという名称は、その体形と体色が牛の舌によく似ていることに由来します。
ウシノシタの細長く平べったい体つき、そして体表に浮かび上がる褐色や灰色の斑点模様は、見れば見るほど、焼き肉屋さんで見かける「牛タン」にそっくり。
名は体を表すといいますが、まさにその言葉通りなのが面白いですね。
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