私は物心ついた時には、既に古代魚のいる水槽と共に暮らしていました。
それから代替わりもありましたが、今も25年ほど実家にいるのが「アロワナ」です。
物心ついたときからアロワナと一緒
東南アジアやアマゾン川がふるさとで、龍魚とも呼ばれるアロワナ。通称「アロちゃん」。
我が家のアロちゃんはアジアアロワナで、特注の180センチ水槽に単魚飼いです。
赤色が鮮やかに発色していて、うろこも大きくくっきりとしていました。現在も単魚飼いのおかげで、元気に、健やかに暮らしております。
そんなアロワナの魅力を、20年来連れ添った私の個人的な観点から、ご紹介させていただきます。
私が思うアロワナの魅力
アロワナと一緒に暮らして、観察してきたからこそ、気が付くことも多いです。そんなアロワナの魅力について、少し語らせていただきます。
アロワナといえば思い浮かぶ顔の特徴、口ひげです。成魚になってからも、紳士的な口ひげがチャームポイントですが、幼魚の時から口ひげをたくわえています。
幼魚の時の口ひげが、とってもチャーミング。小さい体に対して、口ひげが大きく、そしてお目目クリクリです。

成魚では貫禄ある姿ですが、幼魚のときはかわいらしさもあります。
泳ぎ方が優雅
アロワナは、やはり大型魚なだけあって、存在感もあります。
しかし、大型の魚というと泳ぎ方もゆったり漂うようで、見ていると時間がゆっくり流れるように感じますよね。

アロワナはヒレや尾びれも色づいていて、泳ぐときにひらひらと動き、ついつい注目してしまいます。けっこう力強いのですが、泳ぐ姿は優雅で、いるだけで高級感が感じられます。
龍のような魚といわれ、縁起が良いといわれるだけありますね。
アロワナを飼うなら覚悟すること
アロワナを飼う時の注意点、大型魚ならではの飼育環境や準備するものはとてもたくさん。
特に、アジアアロワナはワシントン条約により取引を制限されており、飼育する際は届け出が必要なことに注意してください。
アロワナを飼育する際に注意する点はいくつかありますが、覚悟することのひとつが寿命。一般的なアロワナの寿命は10~15年といわれています。
しかし、我が家のアロちゃん、夏は絶食(エサを食べてくれないので)しているせいなのか、ストレスが少ないせいなのか?かれこれ25年近く生きています。

大型魚だから小魚よりは長生きなのでしょうけど、果たしてあと何年生きるのでしょうか。
実際には、生育環境や個体差によって異なるのかもしれません。
アロちゃんには、これからも元気に過ごしてほしいと思います。アロワナに興味を持った人は、水族館などでも見てみてください。迫力ある優雅な姿に、きっと感動するはずです。
(サカナトライター:せんば千波)