お正月の水族館はイベントが盛りだくさん。干支の動物にちなんだ生きものの展示が行われたり、お正月限定のパフォーマンスが開催されたりと、普段とは違う館内を楽しむことができるチャンスなのです。
そこで、日本各地で行われる水族館のお正月イベントをまとめました。期間が長いものもあるので、お正月以降でも楽しめますよ。
午にちなんだ生きもの5種を展示<鴨川シーワールド>
千葉県鴨川市にある鴨川シーワールドでは、「2026年干支の生き物~海の午(ウマ)たち~」をトロピカルアイランド内の特設会場にて開催しています。期間は2月1日まで。
ギマ(提供:株式会社グランビスタホテル&リゾート)馬のような細長い顔つきをしており、漢字で「銀馬」とも書くギマ、タツノオトシゴの仲間のクロウミウマ「黒海馬」、貝殻の形が馬の蹄(ひづめ)に似ている巻貝の仲間のバテイラなど計5種50点が展示されています。
<仙台うみの杜水族館>ではお正月限定パフォーマンス
宮城県仙台市にある「仙台うみの杜水族館」では、「うみの杜謹賀新年」を開催。期間は1月12日までです。
干支「午」にちなみクロウミウマと、細長い顔立ちが特徴のウマヅラハギを展示する特別水槽が設置されます。
クロウミウマ(提供:株式会社 横浜八景島)また、アシカによる福笑いや、オタリアによる書初めなど、それぞれの生きものの生態を生かしたパフォーマンスが行われます。
◯◯が“うま”い生きものたちを展示<四国水族館>
香川県宇田津町にある「四国水族館」では、企画展「UTA ZOO~2026午〜『うますぎる展』」を開催しています。期間は1月20日まで。
干支の「午(うま)」にちなんで、食べると美味い、コケ掃除が上手い、エサを食べるのが上手い、生まれすぎる、輪くぐりが上手いをテーマに6種の生きものを展示する<○○がうまい生きもの展示>を行っています。
“うま”れすぎるクラゲ(提供:株式会社四国水族館開発)また、水族館スタッフの技や工夫を一人ずつパネルにして紹介する「四国水族館スタッフのうまいこと紹介」コーナーや、みんなの「うまくなりたい」ことを書き込みできる特大絵馬も用意されています。
また、1月1日から3日まで、本館棟2階「キッチンせとうち」では、香川県の郷土料理「あん餅雑煮」を1日15食限定で提供するそうです。
午にちなんだ魚で福笑い<AQUARIUM×ART átoa(アトア)>
兵庫県神戸市にある水族館「AQUARIUM×ART átoa(アトア)」は、干支に因んだ企画展「午く作れるかな? 馬にちなんだ魚で福笑い」と、復刻「謹賀新年 白蛇祭」を同時開催中。期間は1月26日まで。
馬にちなんだ魚で福笑い(提供:株式会社アクアメント)2026年の干支である干支である「午(うま)」を想起させるウマヅラハギの展示やウマヅラハギの福笑いを体験することができます。
「謹賀新年白蛇祭」では、アルビノのアオダイショウを見ることができるそうです。
午の生きものたちを展示・祝い酒の提供も<神戸須磨シーワールド>
同じく兵庫県神戸市にある神戸須磨シーワールドでは、干支の「午(うま)」に因んだ企画「神戸須磨シーワールドの『午』の生きものたち」を開催します。期間は1月15日まで。
ポットベリーシーホース(提供:グランビスタ ホテル&リゾート)「午」に因んだ生き物であるポットベリーシーホースやギマ、カブトガニを展示。1月1日には祝い酒の提供もあるのだとか。
お正月は水族館で過ごしてみては?
干支に“魚”は入っていないですが、干支にちなんだ魚をみれば一気に正月気分に!
じっくりと観察できる展示もあれば、家族や友達同士で楽しめるイベントまでさまざまです。
気になる水族館があれば、ぜひ新年の予定に組み込んでみてください。
(サカナト編集部)