香川県宇多津町にある四国水族館は現在、サンショウウオの繁殖について紹介する特別企画「小さな恋のサンショウウオ展」を開催しています。
この企画展では、セトウチサンショウウオの繁殖期と非繁殖期の生息環境を水槽で再現。本種の魅力を様々な角度から楽しむことができます。
セトウチサンショウウオとは?
セトウチサンショウウオ Hynobius Setouchi はサンショウウオ科に属する両生類で、大きさは体長で約9~11センチです。
セトウチサンショウウオ(提供:株式会社四国水族館開発)止水性(水の動きが少ない環境に生息)の種であり、低地から丘陵にある湧水や水田周囲の二次林・竹林・草原などに生息。色彩は背面が緑褐色や暗褐色をしており、褐色の斑点が入る個体も多く存在します。
かつて、本種はカスミサンショウウオとされていたものの、2019年に新種記載されました。種小名の“Setouchi”は瀬戸内に因むものです。
本種は、香川県レッドリスト2021において絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
繫殖期と非繫殖期の環境を再現
現在、四国水族館では「小さな恋のサンショウウオ展」を開催中です。
この特別展ではセトウチサンショウウオの繁殖期と非繁殖期を再現した水槽が設置。45センチ水槽2つに、セトウチサンショウウオの生体が4個体と卵のうを展示しています。
繫殖期と非繫殖期を再現した水槽(提供:PhotoAC)なお、展示されているセトウチサンショウウオは香川県立五色台少年自然センターで飼育されている個体。水槽レイアウトと解説パネルにより、セトウチサンショウウオの魅力について紹介されています。
この企画展では他にも、“サンショウウオの恋”をイメージした顔ハメフォトスポットの設置、オリジナルデザインの限定魚朱印の販売などが行われています。
恋の季節にぴったりな生き物
セトウチサンショウウオは12~4月が繁殖シーズン。特に四国地方では1~2月が最盛期です。
ちょうどこの時期はバレンタイン・ホワイトデーと重なるため、セトウチサンショウウオは「恋の季節」にぴったりな生き物と言えるのかもしれません。
「小さな恋のサンショウウオ展」は4月5日まで開催予定。この機会にセトウチサンショウウオを間近で観察してみてはいかがでしょうか。
詳しい情報は四国水族館公式WEBサイトで確認することができます。
※2026年2月12日時点の情報です
(サカナト編集部)