味や品質に問題がないのに、流通の偏りや調理イメージの不足などから市場で評価されにくく、廃棄されてしまう「未利用魚」。
そんな未利用魚を含む魚を活用した定期購入型サービス「フィシュル!」を展開する株式会社ベンナーズ(福岡県福岡市)は2月21日と22日、JR東京駅で開催されるSDGsイベント「ツナグステーション ~海とお茶とSDGs~」に出展します。
会場では未利用魚のメニュー提供や物販などを通して、海洋資源や一次産業の課題を“体験”として伝えるそうです。
会場はJR東京駅にある「JAPAN RAIL CAFE TOKYO」(提供:株式会社ベンナーズ)「つなぐステーション~海とお茶のSDGs~」は、株式会社JR東日本クロスステーションが全国農業協同組合連合会と農林中央金庫と連携したイベント。
テーマは<海とお茶>で、未利用魚の有効活用や水産資源の維持など海における課題、地域文化の継承や後継者不足など茶業における課題に向き合うといいます。
“未利用魚”としてのクロダイを東京湾から食卓へ
今回ベンナーズが“食べる体験”を提供するのはクロダイ。西日本では「チヌ」とも呼ばれる魚です。
近年は流通や消費の偏りなどから市場で評価されにくく、未利用魚もしくは低利用魚として扱われるケースもあるといいます。
未利用・低利用魚とも言われる魚たち(提供:株式会社ベンナーズ)また、東京湾のノリ養殖の現場では、クロダイが養殖施設内のノリを食べる“食害”が課題として挙げられることもあります。
そこで今回は、「東京湾で獲れたクロダイ」を都市の食卓につなぐため、食べること自体を“体験”にして、魚の価値や海を取り巻く課題について考えるきっかけをつくるのが狙いだといいます。
<江戸前クロダイ茶漬け>を期間限定で提供
会場となる「JAPAN RAIL CAFE TOKYO」では、期間限定の特別メニューとして<江戸前クロダイ茶漬け>を提供します。
東京湾で獲れた新鮮な“江戸前クロダイ”を特製の梅生姜ダレに漬け込んでおり、海鮮丼として楽しんだ後には製造過程で出る「はしっこ茶」でお茶漬けにすることができます。
お茶漬けとして楽しむ梅生姜漬け海鮮丼(提供:株式会社ベンナーズ)特別メニューはイベント開催の2日間に加え、3月13日(金)まで「JAPAN RAIL CAFE TOKYO」で提供されるとのことです。
限定メニューや販売内容の詳細は、ベンナーズの公式ページで確認できます。
東京駅に立ち寄るついでに、未利用魚をはじめとする食材の“新しい使い方”を味わう──。そんな体験が、海と食の課題を身近にするきっかけになりそうです。
※2026年2月16日時点の情報です
(サカナト編集部)