「世界海洋デー」である6月8日、日本を代表するシェフ29人が集結するサステナブルシーフードをテーマにした食のイベント「THE BLUE FEST(ブルーフェス)2026」が、東京・青山グランドホテルを会場に開催されます。
イベント当日は、ビュッフェやトークセッション、コラボレーションディナーを通じて、日本の水産資源の現状と“海の未来”を料理で伝えます。
“海の未来”を味わうイベント
イベントを主催する一般社団法人Chefs for the Blueは、日本の水産資源と魚食文化の持続可能性に取り組んできたシェフなどによる団体で、2017年に活動を開始しました。
日本の漁業・養殖業生産量は、ピークだった1984年の1282万トンから2023年には383万トンへと3分の1以下に減少。「このままでは魚が食べられなくなるかもしれない」という危機感から設立された組織です。
漁業・養殖業の生産量の推移(提供:一般社団法人Chefs for the Blue)そうした中、料理や対話を通じて、海の課題とサステナブルな選択肢を生活者に伝えるイベントとして、2025年からブルーフェスを開催。サステナブルシーフードや海の環境問題を、日々の食と結びついた身近なテーマとして感じてもらうことを目指して実施されています。
トップシェフ29人によるビュッフェとトークイベント
イベント当日は、ランチとディナーの2部制ビュッフェ、トークイベント、夜のコラボレーションディナーコースの3つのプログラムを展開します。
当日限定のコラボメニューをビュッフェ形式で
まずビュッフェでは、「シンシア」や「日本橋蛎殻町すぎた」「恵比寿えんどう」など、ジャンルや店舗の枠を超えたトップシェフたちが2人1組で当日限定のコラボレーションメニューを提供するなど、計29人のシェフが一堂に会します。
MSCなど国際漁業認証を取得した漁業による大西洋クロマグロをはじめ、資源管理に取り組む漁業者の魚、資源量が豊富な魚種や低利用魚などを用いた多彩な魚介料理が並び、サステナブルシーフードを“おいしく体感”できる内容です。
海の未来に目を向けるトークイベント
トークイベントでは、「サステナブルシーフード10年の歩みとこれから」「シェフ×生産者セッション」「初のオリジナル商品の発表と開発裏舞台」の3テーマで議論が行われます。
シンシアの石井真介氏や日本橋蛎殻町すぎたの杉田孝明氏らに加え、社会起業家や水産現場の生産者が登壇し、政策提言や現場の実情、家庭向け商品の開発秘話など、キッチンの外に広がるシェフたちの社会的な取り組みを紹介します。
コラボレーションディナー&初のオリジナル商品お披露目
夜には、コラボレーションディナーコースとして、「メログラーノ」の後藤祐司氏、「チェンチ」の坂本健氏、「ノーコード」の米澤文雄氏らが、会場となる20階「Rossi」のシェフ椎野翔平氏らとともに特別なコースを提供。「ここにしかない、海の未来を感じるレストラン」を一夜限りで立ち上げる内容だといいます。
当日は、Chefs for the Blueとして初となるオリジナル商品も披露。 資源管理された魚や低利用魚・未利用部位などをアレンジし、家庭でも楽しめるサステナブルシーフード商品として展開するそうです。
魚が食べられる未来を考える機会に
人気店や有名店のシェフらが、“サステナブルシーフードの今と未来”をどのように考え、何を取り組んでいるのか。
魚が当たり前に食べられる未来を守るために、料理人がどう社会変革に関わろうとしているのかを知ることができる一日となりそうです。
参加チケットは現在オンラインで販売しています。
※2026年5月9日時点の情報です
(サカナト編集部)