北海道札幌市の水族館「AOAO SAPPORO」は10月25日、オノマトペで魚を楽しむ「秋の、読む水族館」を開始します。読書週間(10月27日〜11月9日)に合わせた企画だといいます。
“しましま”な魚たちにフォーカスを当てた新たな展示が開始すると共に、言葉がフォントごと切り取られたデザインが特徴の「文字のしおり」(株式会社正文社印刷所)とコラボレーションしたしおりが新たに4種類発売することも発表しました。
“しましま”な魚たちをオノマトペで表現
AOAO SAPPOROの5Fにある、本と水槽を組み合わせた展示「LIBRARY AQUARIUM」では、水生生物の特徴を表現した“オノマトペ”で観察テーマを提示。これまで5種類あったテーマに新たに“しましま”を採用し、ベニワモンヤドカリなど4種類の生物を新たに導入、展示を開始するといいます。
2024年7月よりオノマトペを使用した観察テーマを3種のしおりにした「文字のしおり」を4Fショップ「ミュージアム・マルシェ」にて販売。「秋の、読む水族館」では、今回登場した“しましま”を含む、館内で登場する6種類すべてのオノマトペのしおりを販売します。
また、AOAO SAPPOROの開業以来はじめて、水槽の脇に展示していた生物に関連する書籍約50冊をすべて入れ替えるそうです。
刷新される「LIBRARY AQUARIUM」
LIBRARY AQUARIUMは生物の特徴や魅力にフォーカスし、図書館のように分類された水槽と本がある展示。大小様々な水槽には観察ポイントが書かれており、生物について新たな発見を提供するスペースです。
展示生物に関連する書籍も並べられており、興味が湧いた生物についてより深く探求することができます。
LIBRARY AQUARIUMの新テーマである“しましま”では、2色以上の線が列に並んでいる柄に特徴があり、縞模様の生物たち4種が新たに展示を開始。
展示されるのはベニワモンヤドカリ、カクレクマノミ、ゼブラハゼ、ゼブラウツボの4種類。いずれも縞模様が特徴の水生生物です。
また、LIBRARY AQUARIUMの展示図書が入れ替えられます。
選書はAOAO SAPPOROにある本屋「WONDER BOOKS」が担当。展示する本は、生物への好奇心を引き出すため、展示生物に合わせて生物の名前の由来や姿かたちなどに起因した書籍だといいます。
さらには、10月24日と26日には“しましま”のワンダーツアーも開催。生物担当スタッフならではの視点で館内の水槽を観察するツアーなのだとか。
イベントや展示についての詳細は、AOAO SAPPOROのホームページで確認することができます。
※2024年10月12日時点の情報です
(サカナト編集部)