イカは全国どこでも手に入りやすく、比較的安価な食材。でも、調理に手間がかかるのでは?と思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで、普通の主婦である筆者でも簡単に調理できる方法を紹介します。
スーパーで良く見る「イカ」たち
まず、紹介したいのがスルメイカ。スーパーで良く見かける生のイカの代表格と言えるでしょう。
漁獲量が多く、安価であるため手に入りやすいです。スルメイカの捌き方を身につけると、さまざまな調理ができて、重宝します。
「刺身用イカ」は刺身で食べられるイカの総称です。1枚もの、細切りにしたものがあります。細切りにしたものは「イカそうめん」と言ったりしますね。わさび醤油で食べたり、カルパッチョなどのあえ物にしたりして食べます。
「冷凍イカ」はロールイカ、モンゴウイカ、花イカなどがあります。
ロールイカ、モンゴウイカは解凍し、調理に合わせて切って使います。花イカは切り目を入れて一口大に切ったものをいいます。凍ったまま炒めたり、煮物に使います。
スルメイカの捌き方
スルメイカの捌き方を一度覚えておくと便利なので、ご紹介します。
イカには“エンペラ”と呼ばれる胴の先にある三角形のひれのような部分があります。「みみ」とも呼ばれる部分です。
「みみ」のついている方を左にして、まな板に置きます。胴の中に指を入れ胴と足(頭)がつながっている部分を外します。
次に、胴の内側についている軟骨(透明な骨)をひっぱって取り除きます。
左手で胴を持って押さえ、右手で目の上を持ってワタ(内臓)ごと引き抜きます。
足の部分を、足先が右側にくるように横長に置き、目のすぐ横側に包丁を入れ、ワタを切り落とします。
胴の内側(イカの杯にあたる部分)と足(げそにあたる部分)をよく水で洗います。それぞれペーパータオルで水気をとっておきます。
足のつながっている真ん中の部分を開いて裏返し、付け根の内側にあるかたい「クチバシ」と呼ばれる軟骨を取り除きましょう。
足の先端にある吸盤を、包丁の背でこそげ取る。足の先端を5ミリ~1センチくらい切り落し、調理に合わせて切り分け、胴も調理に合わせて切り分けます。
ここまでできると、いろんなイカ料理に使うことができます。
簡単おすすめイカ料理のレシピを紹介!
おすすめのイカ料理、イカとキャベツのパスタのレシピを紹介します。上記のさばき方を練習したら、ぜひ作ってみてくださいね。
用意する材料
スルメイカ:1パイ
キャベツ:150グラム
にんにく:1~2片
赤唐辛子:1本
オリーブ:油大さじ2
塩、こしょう:各適量
スパゲッティ:1.6ミリ 200グラム
作り方
1. イカは下ごしらえし、胴は2センチ幅に切り、足は2本ずつに分ける。キャベツは4センチ角、にんにくは薄切り、赤唐辛子は小口切りにする。
2. 大きめの鍋に水を1.5~2リットルを入れ、強火にかける。沸騰したら、塩大さじ1.5杯とスパゲッティを入れ、袋の表示時間どおりに茹でる。
3. フライパンにオリーブ油(大さじ1)を熱してキャベツを強火で1分炒め、塩(小さじ1/4)、こしょう(少々)をしてキャベツをとり出す。
4. キャベツを炒めた後のフライパンにオリーブ油(大さじ1)とにんにくを入れて弱火で熱し、香りが立ったら切ったイカと赤唐辛子を加えて中火で炒める。イカの色が変わったらキャベツをもどし入れ、塩とこしょう(各少々)で味を調える。
5. 茹で上がったスパゲッティをざるに上げ水を切り、フライパンを中火にかけスパゲッティを加えてさっと炒め合わせる。
イカを捌いて美味しく食べよう
イカを捌くことができるようになったら、ぜひ様々なレシピに挑戦してみてください。
中でも、さっと調理できるパスタはおすすめ。ペペロンチーノ風の美味しいパスタができ上がりますよ。
(サカナトライター:小園梓)