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生きた化石とも言われる古代魚<ポリプテルス>が好きな理由5選【私の好きなサカナたち】

Web『サカナト』には様々な水生生物好きのライター(執筆者)が所属しています。そんなライターの皆さんが特に好きなサカナ・水生生物について自由闊達に語らう企画「私の好きなサカナたち」。今回はサカナトライター・Miyamoto Aoiさんによる「私の好きなサカナたち」をお届けします。

ポリプテルスは4億1000万年~3億6000万年ほど前に見つかったとされ、現代まで存在している古代魚。生きた化石とも言われるポリプテルスには、魅力がたっぷりあります。

そこで、筆者がポリプテルスを好きな理由を5つに分けて説明します。

その1:つぶらな目が可愛い

ポリプテルスの目は魚としては控えめで、絵に書いたようなつぶらな目であるところが可愛いです。

一般的な魚の目のギョロギョロした感じがなく、どこを見ているのか、何を考えているかわからないようなところにグッときます。

多くのポリプテルスは目の色が真っ黒ですが、アルビノ個体の真っ赤な目も魅力的です。

その2:ピョコッと飛び出た鼻管は愛らしい

体から少し飛び出ている鼻管は、ヒゲが生えているみたいで愛らしいです。

ポリプテルスは匂いを頼りにエサを探すため、鼻管は大切な器官ですが、泳ぐと鼻管もゆらゆら動くため、ついつい笑ってしまいます。

すり減って無くなってしまったら可愛さが半減し、非常にショックを受けます。

その3:パタパタと動かすヒレ

ポリプテルス(提供:PhotoAC)

パタパタと優雅に動かす胸ビレは、ついつい見惚れてしまいます。なかでも、のんびり泳いでいる時はヒレの動かし方も遅くなるため、魅了されます。

ポリプテルス(Polypterus)というという学名は、ギリシャ語で「多くのヒレ」という意味があり、背中に特徴的な小離鰭(しょうりき)という背ビレがあります。

個体によって違う柄や形を比較するのも楽しいですよ。

その4:ダイナミックな泳ぎ

夜になるとダイナミックな泳ぎかたに変わるところが、かっこいいです。

ポリプテルスは夜行性。昼間は静かに過ごし、夜になると水槽に激突するほど激しく小赤を追いかけまわします。

昼間ほとんど食べなかった小赤が、あっという間に無くなります。ダイナミックな泳ぎは、見ていて飽きないです。

その5:個体によって違う柄

ポリプテルス(提供:PhotoAC)

ポリプテルスといっても種類が多くあり、「オルナティピンニス」「ビキール・ビキール」など、個体によっても柄が大きく違うところが魅力的です。

黒いバンドが入ったはっきりした色合いの「デルヘジィ」は格好良く、淡い色合いの「セネガルス」にも魅力があります。

もしポリプテルスに出会うことがあれば、つぶらな目やピョコッと飛び出した鼻管、パタパタと動かすヒレ、ダイナミックな泳ぎ、個体によって違う柄といった部分に注目して観察してみてください。

(サカナトライター:Miyamoto Aoi)

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Miyamoto Aoi

北海道在住2児のママ。休日は生き物好きの主人&子どもと、虫や水辺の生物に触れ合っていることが多いです。サカナは、観察することも食べることも大好きです!

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