サメなど軟骨魚類も人気のグループ
サメ・エイをはじめとした軟骨魚類もかなり人気のあるグループでした。

特にサメ類はとても人気があり、総数は深海生物にも匹敵。序盤はダルマザメやミツクリザメ、ミズワニ?などの深海サメはじめ、<SAKANA BOOKS水族館>ではとても珍しいエイも浅いエリアで見られました。

さらに、今年7月にSAKANA BOOKSで開催されたサメをテーマにした3周年イベント「お誕ジョーズ2025」の実施日には、ノコギリザメやオナガザメ、カリビアンラフシャーク Oxynotus caribbaeus 、シロワニ、シュモクザメ、アオザメなど国内外の多様なサメが一気に集結!
中でもシュモクザメは絶大な人気があり、特徴的な頭部を分かりやすく表現した個体がガラス面のあちらこちらで見られました。今回集計した時点ではギンザメ類が見られなかったため、次回開催する際には発見できることを楽しみにしています。
浅海生息する海洋生物たち
深海ゾーンがかなり賑やかでしたが、浅海生息する魚たちもたくさん集まってくれました。
比較的浅いエリアには、知らない人はいないであろうマンボウとクマノミに加え、ややマイナーなイボダイが出現。少しだけ深い場所には、立ちながら泳ぐタチウオもいました。

さらに、扉横のガラス面ではSAKANA BOOKSが刊行した『水族館人 今まで見てきた景色が変わる15のストーリー』および『水族館人2 情熱と未来をめぐる15のストーリー』の装丁絵を担当したRuCaさんによるウツボとホンソメワケベラを楽しむことができます。

変わった生きものとしては、<SAKANA BOOKS水族館>の中で最も上部に追加され大空を悠々と飛ぶアホウドリや、独特の雰囲気を醸し出す魚たちを複数種発見。扉横のガラス面には、ダイナミックな雄のタコが出現しました。
海がテーマだけど集まった淡水生物たち
今回の企画は海をテーマにしているものの好きな生物を描いてOKということで、少数ながら集まってくれた多種多様な淡水生物たちも紹介します。

水深8000メートル付近に追加されていたのはサケ・マスの仲間複数種(サケ、イワナ、ヤマメ、アマゴ)、この場所は背景に草があるのでちょうどいい感じになっていますね。少し離れたところにはペットで飼われていると思われるナマズの「ゴン太」も遊びにきてくれました。
さらに表層付近には、出っ張った頭部が特徴的なアフリカ・タンガニーカ湖固有種の Cyphotilapia frontosa (通称:フロントーサ)、細部まで描写されたバタフライフィッシュやポリプテルスなど外国産の淡水魚が出現。SAKANA BOOKSで開催したサンショウウオをテーマにしたイベントの際には、可愛いサンショウウオを描いていただきました。

このほかにも紹介しきれない水生生物が<SAKANA BOOKS水族館>にはまだまだたくさんいますが、今回はこのくらいで締めさせていただきます。お店に来てくださった方、イラストを描いてくださった方ありがとうございました。
今後もテーマを変えつつ、<SAKANA BOOKS水族館>を実施したいと思います。