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安全対策と観察用のグッズを持参しよう

干潟で遊ぶ際には、安全対策観察用のグッズを持参しましょう。

軍手と長靴を用意しよう

安全対策として、軍手(手袋)長靴を用意しましょう。

貝殻や尖った石などを踏んだり触ったりすることで起こる怪我を防ぐためです。サンダルで海遊びや川遊びをする子どもがいますが、サンダルは脱げてしまったり、岩場で滑ってしまったりする可能性があるので、おすすめできません。

体温調節にも気を配って

「干潟遊びに夢中になると知らぬ間に熱中症になったり、逆に水に濡れて体を冷やして体調が悪くなってしまったりすることがある」といいます。

その日の気温も考慮しながら、飲み物やタオルなども用意しましょう。また、子供の顔色が悪くなっていないか、大人が注意してあげることも大切です。

スコップやタモ網があると便利

実際に取材して気づいたのですが、干潟の生き物は意外と逃げ足が早いです。

「泥に足を取られることも考慮するとなかなか観察は難しそう」と思っていたところ、「干潟の生き物は地面を掘って隠れるものや水中に逃げるものが多いので、スコップタモ網を用意するといい」と教えてもらいました。

見えている生物を捕まえて観察するのが難しい場合は、周囲の環境や生き物を傷つけないように配慮しながら、スコップで少し地面を掘ってみましょう。

実際に掘っていただいたところ、すぐにカニを見つけることができました!(撮影:コトイロドリ/撮影場所:新光産業きらら浜自然観察公園)

バケツ観察用のケースもあると、じっくり観察しやすいです。

環境保全も意識

干潟遊びを楽しむ際には、環境にも配慮しましょう。

基本的に、生き物の持ち帰りは生態系保全の観点から禁止されています(新光産業きらら浜自然観察公園でも生き物の持ち帰りは禁止)。観察を楽しんだ後は必ず元の場所に返しましょう。

ひっくり返した岩や掘った場所なども、元に戻すのを忘れないようにしてください。

干潟遊びは5~10月の暖かい時期がおすすめ。安全や環境に配慮しながら、ぜひ、楽しんでみてくださいね。

(サカナトライター:コトイロドリ)

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コトイロドリ

コトイロドリ

「やさしいことば」で伝えるライター

「やさしい(優しい・易しい)ことば」を大事にしている、フリーランスのライター兼編集者。水生生物の魅力や環境保全の大切さなどを、温かみのある表現で分かりやすくお伝えします!

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