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寒い季節に食べたい<魚介類を使った世界の鍋料理&スープ> 体あったか&旅行気分?

今年もいよいよい師走。冷え込む季節になると、恋しくなるのが「」ですね。

実は、魚や魚介類を使った鍋料理やスープは日本だけでなく、世界中で愛されています。

身近な郷土料理から、ちょっと旅気分になれる海外の鍋まで、魚介たっぷりの鍋はさまざまです。

日本の“あったか料理たち” おなじみの魚介鍋

まずは、日本でおなじみの魚介鍋を見ていきましょう。

代表的なのが寄せ鍋。エビやタラ、ホタテなどの魚介類に野菜をたっぷり入れた具だくさんの鍋で、家庭でもよく登場します。魚介のだしがしみ出したスープは、最後の雑炊まで楽しめる魅力があります。

寄せ鍋(提供:PhotoAC)

石狩鍋も人気です。北海道の郷土料理で、鮭をメインにキャベツやネギ、キノコを加え、味噌仕立てで仕上げます。寒い地域ならではの濃厚な味わいが特徴です。

石狩鍋(提供:PhotoAC)

また、あんこう鍋ふぐちりといった、少し特別感のある鍋も冬の味覚として人気。どちらも淡白ながらうまみが濃く、出汁との相性も抜群、お酒との相性もよい一品です。

アジア各国で食べられる魚の旨味を活かした鍋料理

お隣の韓国でも魚介を使った鍋は大定番。スープや具材によって鍋料理の名前が違うようなのですが、海の幸を使った韓国鍋は「ヘムルタン(해물탕)」といいます。

ヘムルタンは、イカやエビ、貝類などがたっぷり入ったピリ辛スープで、体が芯から温まる鍋。キムチチゲの鍋スープを活用すれば、簡単に作ることができます。

ヘムルタン(提供:PhotoAC)

また、中国の「火鍋」にも魚の切り身や白身魚のすり身を加えるバリエーションがあり、好みに合わせて具材を選べるのが楽しいところ。日本でも本格的な火鍋を食べられるお店があり、スーパーでスープの素を見かけることも増えました。

どちらも香辛料たっぷりで体の芯から温まりますね。

温まるといえば、辛くて酸っぱいアジア料理の「トムヤムクン」もアジアを代表する料理のひとつ。タイ料理を代表するトムヤムクンは、タイ語で“エビの入った煮込み料理”という意味です。

トムヤムクン(提供:PhotoAC)

日本でも馴染みのあるタイ料理のひとつで、日本の食品メーカーからもトムヤムクン風味のカップ麺や鍋スープが販売されているのを見かけることもあります。海鮮の出汁と刺激のある辛さが特徴的です。

欧州各国の魚介鍋で旅気分を味わう

ヨーロッパにも魚を使った伝統的な鍋料理があります。

中でも有名なのがフランスの「ブイヤベース」。元々はマルセイユの漁師料理でした。

旬の魚や貝を香草やトマトとともに煮込んだもので、魚介の濃厚な旨味とハーブの香りが絶妙です。

ブイヤベース(提供:PhotoAC)

似たような料理としては、イタリアの「ズッパ・ディ・ペッシェ」も魚介のスープ料理の一種。こちらもトマトベースで白ワインと一緒に煮込まれ、パンを浸して食べるスタイルが定番です。長時間煮込むので、魚介の旨みがスープに溶けだし、海の幸が存分に楽しめます。

また、トマトではなく水を使えば、「アクアパッツァ」になります。お好みの魚介類を使って旨みを引き出すフランス発祥の料理です。

タイ・タラなどの白身魚やアサリ、イカ、アンチョビなど様々な魚介を合わせることが可能。ミニトマトやパプリカ、ズッキーニなどの野菜を加えてヘルシーに仕上げられるのもおすすめのポイントです。

アクアパッツァ(提供:PhotoAC)

見た目も華やかな、あっさりとした味わいが特徴のおもてなし料理としてもいいですね。調理方法もそこまで難しくないスープ料理なので、ご興味ある方はぜひ一度お試しを。

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せんば千波

せんば千波

見るのも食べるのも魚好き。リアルもゲームも釣りが好き。

ゲームの中でも現実でも釣りが好き。幼少期から熱帯魚や古代魚と暮らしてきました。管理栄養士目線で魚の魅力を発信していきます。熱帯魚ハコフグ推し。

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