福島県いわき市にあるアクアマリンふくしまは3月14日、館内の子ども体験館「アクアマリンえっぐ」をリニューアルオープンしました。
屋内に新設された6つの体験ゾーンを通じて、乳幼児から小学生までの子どもたちが、遊びながら生きものたちの「いのちのアイデア(生きる工夫)」に触れることが可能。“ファーストアクアリウム”として親子連れの注目を集めそうです。
屋内6ゾーンで“遊び”と“学び”を両立
今回リニューアルした「アクアマリンえっぐ」は、<すくすくせいくらべ><きょろきょろかくれんぼ><わくわくてーぶる><ごろごろひろば><なになになきごえ><くんくんうんち>という6つの体験ゾーンで構成されています。
視覚・聴覚・嗅覚など五感を使い、生き物たちの成長や隠れる工夫、鳴き声、排せつ物から見える暮らしぶりなど、生きものたちの生きる工夫に触れることができるエリアです。
リニューアルした子ども体験館「アクアマリンえっぐ」(提供:公益財団法人ふくしま海洋科学館)<すくすくせいくらべ>では、シーラカンスやユーラシアカワウソなど館内で展示する17種の生き物のイラストと背比べを通して、成長や大きさの違いを体感できます。
ユーラカワウソと背比べ(提供:公益財団法人ふくしま海洋科学館)<きょろきょろかくれんぼ>では、空間に隠れたぬいぐるみやイラストを探したり、ヒラメやタコになりきれるグッズを身に着け、砂地や岩場、海藻の中に隠れることが可能。海の生き物たちの擬態や隠れ方を体験できるといいます。
たこマントでたこに変身(提供:公益財団法人ふくしま海洋科学館)<わくわくてーぶる>は貝殻や木の実など自然素材に触れながら工作が楽しめるゾーンで、制作した作品は持ち帰ることができます。
わくわくてーぶつ(提供:公益財団法人ふくしま海洋科学館)<ごろごろひろば>では、水槽を眺めたり、絵本を読みながらくつろげる「のんびり海」や、巣穴にもぐり込める「すごもり島」では、生きものの巣穴に入る体験が可能。巣の中に設置されているユーラシアカワウソやホンドタヌキのはく製展示を通じて、子どもたちが自ら発見・観察する楽しさを味わえる空間となっているそうです。
すごもり島(提供:公益財団法人ふくしま海洋科学館)赤ちゃんフレンドリーな設計と日替わりプログラム
本プロジェクトは、自身も母親や父親である飼育員たちが中心となって検討。「ごろごろひろば」には、授乳やおむつ替えをしながら水槽を眺められるベビーケアルームが設けられており、赤ちゃん連れでもゆっくりと過ごせる環境が整えられています。
また、解説パネルにはひらがなを多用し、子どもの目線の高さに合わせた展示レイアウトを採用するなど、子育ての気づきから産まれた“赤ちゃんフレンドリー”な設計が随所に盛り込まれています。
ベビーケアルーム(提供:公益財団法人ふくしま海洋科学館)リニューアルオープン日からは、館内スタッフ「解説員ごんべえズ」による体験プログラムを毎日開催予定。 五感を使った解説や体験を通じて、子どもたちの疑問や発見を重ねられるプログラムとなっているそうです。
さらに、「ごろごろひろば」で実際に遊べるぬいぐるみもショップで限定販売予定で、オオメンダコの赤ちゃんやユーラシアカワウソの赤ちゃん、サンマの卵クッションなど、展示生物の卵や赤ちゃんをモチーフにしたラインナップが並びます。
オオメンダコの赤ちゃん(提供:公益財団法人ふくしま海洋科学館)同館レストランでは、リニューアル記念メニューとして、あくあまりんエッグのロゴの色合いをイメージした「カラフルドーナツ」(税込300円)も提供されます。
カラフルドーナツ(提供:公益財団法人ふくしま海洋科学館)「命の教育」を掲げる体験型水族館
アクアマリンふくしまの古川健館長は新しい「アクアマリンえっぐ」について、「遊びの中に発見があり、驚きが学びへとつながる──そんな“はじめての自然体験”を大切にしています」とし、「子どもたちの笑顔とともに、未来へ広がる一歩がここから始まることを願っています」とコメントしました。
また、プロジェクトチームリーダーの中村千穂氏は、「ここが『ファーストアクアリウム』として、その一歩を支える場になれば幸いです」としています。
「アクアマリンえっぐ」のリニューアルに関して、詳しくはアクアマリンふくしまの公式ホームページで確認できます。
※2026年3月18日時点の情報です
(サカナト編集部)