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静岡県の学生&生徒が育てた養殖マダイ「茶鯛」限定販売へ エサには地元産“抹茶粉末”を配合?

松坂屋静岡店本館地階・鮮魚売場「吉川水産」で4月4日から6日までの3日間、静岡県立大学の学生と焼津水産高校の生徒が協働で育てた養殖マダイ「茶鯛」が限定販売されるます。

餌の開発から育成、販売まで、すべて静岡で完結する取り組みです。

【画像】綺麗な色の身をした養殖マダイ「茶鯛」

静岡の学生が育てた「茶鯛」、百貨店でお披露目

このプロジェクトは、地元・掛川産抹茶を使った飼料を静岡県立大学の学生が開発し、その餌を用いて焼津水産高校の生徒がマダイを飼育するという取り組みです。

茶鯛は、地元・掛川産の抹茶粉末を配合した餌で育てられたことから名付けられたマダイで、従来の養殖マダイと比べて、桜色のように色鮮やかな体色が特徴です。

左の個体が茶鯛、右の個体が通常のマダイ(提供:株式会社 大丸松坂屋百貨店)

一般的な養殖マダイと並べても、その色合いの違いが一目でわかる仕上がりになったといい、事前に行われた試食会では、茶鯛は通常のマダイと比べて身に弾力があるといった声も上がったといいます。

試食会の様子(提供:株式会社 大丸松坂屋百貨店)

古くから祝いの席に欠かせない魚として親しまれてきた鯛(マダイ)に、華やかな色合いという新たな価値を加えた、晴れの日の食卓にもふさわしい一品になっているとのことです。

静岡ならではのサステナブルな養殖モデル

今回の取り組みは、静岡県立大学による抹茶粉末入り飼料の開発、焼津水産高校の生徒による日々の飼育管理、そして静岡で育てた魚を静岡の百貨店で販売と、一連の流れすべてが地域内で完結する点に特徴があります。

焼津水産高校は静岡県内唯一の水産高校で、今回茶鯛の飼育を担当したのは、将来の水産業を担う「栽培漁業科」の生徒たち。生徒たちは毎日、朝7時と夕方15時50分の1日2回、餌やりや水温測定、水槽の清掃を実施し、海水をろ過して循環させる陸上養殖システムで安全・安心な飼育環境を維持してきたそう。

親魚の産卵からふ化、育成、出荷にいたるまでの全工程を生徒が担っており、天然資源への負荷を抑えた持続可能な養殖モデルとしても注目されています。

学生・生徒が店頭で直接販売

期間中は、焼津水産高校の生徒と静岡県立大学の学生が店頭に立ち、パネル展示を用いながらプロジェクトの背景や育成の過程を来店客に直接説明します。

販売日は4月4日と5日で、時間は各日13時から16時までを予定。生徒たちは法被を着用して売場を盛り上げるということです。

販売場所は、松坂屋静岡店本館地階の鮮魚売場「吉川水産」。 若い世代が育てた魚を、彼ら自身の言葉で紹介しながら販売することで、消費者が商品だけでなく取り組みにも触れることができる場となりそうです。

(サカナト編集部)

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