ウーパールーパーの変態
ウーパールーパーは飼育下で稀に変態(成体となり陸上で生活)することがあり、成体になるとエラや水かきがなくなり体表がツルツルとしたイモリのような姿になります。
成体になるのは偶発的なことが多く、確実に成体にする方法はありません。
両生類の変態にはサイロキシンという物質が必要となります。その物質を生成するためにヨウ素を水中に入れることで変態を促すことができます。また水槽の水量を減らすことや水質の悪化も変態に影響するケースがあるそうです。ただ成体に適した生物ではないため寿命が3〜5年短くなってしまいます。
通常ウーパールーパーを飼育することはそれほど難しくありません。最低限の飼育環境を整え、愛情を持って育てれば10年以上生きることも。ですが、個体差がかなりある生き物ですので日々の観察が大事です。ウーパールーパーの他の生物にはない能力と、ユーモラスな姿は見ていて飽きません。飼育してみると可愛らしい姿をたくさん見せてくれます。
昭和の時代に一世を風靡したウーパールーパー、再びブームがやって来るかも。
(サカナトライター・南あずま)
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