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オオサンショウウオの産卵

4月頃から活発になるオオサンショウウオですが、8月下旬から9月に繁殖期に入り10月以降はあまり見かけなくなります。冬眠はしません。

繁殖期になるとオスは産卵に適した穴を探し、巣穴を綺麗に整えメスを待ちます。巣穴に入ってこようとする他のオスがいると激しく攻撃して追い払い巣穴を守ります。ですが、メスが産卵のために入ってくると、巣穴の周りにいたオスも入ってきて放精するのです。産卵が終わると、また1頭のオスが卵を守ります。

オオサンショウウオ(提供:PhotoAC)

卵は数珠状に繋がったカエルの卵のような見た目で、ひと塊の中に400〜500個の卵が繋がっています。多い時には700個ほどになることも。40日〜60日で孵化し、約3年で20センチほどに成長し変態します。

生息地が限られており、生息数も決して多くはないことから、オオサンショウウオの展示をしている水族館も限られています。実際にみたことがない方もいるのではないでしょうか。是非、迫力のある大きさと、愛くるしい顔や肉厚な手をじっくり観察してみてください。

(サカナトライター:南あずま)

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