スナメリの減少と保護について
この愛らしい姿のスナメリですが、近年、その個体数は減少傾向にあります。
その主な原因は、漁業活動による混獲や海洋汚染、沿岸開発による生息地の破壊です。特に瀬戸内海では、産業廃棄物や生活排水の流入が水質悪化を招き、スナメリの生息環境を脅かしています。
スナメリは、汚染物質を体の中にためやすいと言われています。そのため、スナメリが暮らせる海は汚れのない豊かな海である必要があるのです。つまりスナメリがたくさんいるということは、汚れのない栄養豊富な海と誇ることができます。
次に瀬戸内海や水族館を訪れた際には、その静かな波間を泳ぐスナメリたちの姿に癒されながら、豊かな自然を共に守る大切さを感じてみてください。
(サカナトライター:百葉)
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