魚の体表の模様にはどのような意味があるか知っていますか?
多種多彩な魚介類の中には、あざやかな縞模様をもつ種も多く存在します。この記事では、魚のもつ縞模様の意味や、横縞と縦縞の見分け方について解説します。
魚の縦縞と横縞はどうやって見分ける?
魚のもつ縞模様の向きは、どのように見分ければ良いのでしょうか。まずは、縦縞をもつ魚と横縞をもつ魚の代表例をみてみましょう。
横縞(よこしま)をもつ魚の例
魚類学上、体の背から腹に向かって水平方向に走る縞模様は「横縞」と定義されています。クマノミやクラウンローチ、スマトラなど熱帯魚によくみられる模様です。
泳いでいる姿をみると一見、縦向きの縞模様に見えるので不思議ですね。人間と同じように、頭が上で尾が下の形をイメージするとわかりやすいかもしれません。
縦縞(たてしま)をもつ魚の例
一方、魚の体の頭から尾に向かって垂直に走る縞模様は「縦縞」と定義されています。
縦縞(たてしま)をもつ代表的な魚は、ゼブラフィッシュやタテジマキンチャクダイ、カゴカキダイなどです。横縞の魚と同じように、泳いでいる姿ではなく頭部を上にした状態で縞の向きをみるとわかりやすくなります。
魚の縞模様にはどんな意味がある?
魚の体表の模様は、実は魚の生態や行動に深く関わっています。ここでは、魚の縞模様の意味や生態的効果について説明します。
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