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泳ぐ巨大トカゲ

生き物好きの中には、「瞬時に生き物を見つけられる能力」を持つ人が多くいます。魚・水生生物好きも例外ではありません。ふと何かの気配を感じた筆者はマングローブの水辺へ目を向けました。

泳ぐミズオオトカゲの仲間(撮影:みのり)

そこには流れる流木……と思いきや、明らかに流木の末端がクネクネ動いています。やっぱり生き物だ!

ミズオオトカゲの仲間(撮影:みのり)

最初はワニかと思いましたが、よく観察すると巨大なトカゲでした。おそらくミズオオトカゲの仲間です。比較的温厚な性格ですが、大きさは最大250センチにもなる生き物。近くで見るとその迫力に圧倒されます。

その名の通り水辺に住んでいる爬虫類で、泳ぎも得意です。東南アジアの他国では、街中の公園の池にミズオオトカゲが大量に生息している場所もあるようです。

海外の自然は日本とは違う!

筆者は日頃から自然観察をよく行っていますが、海外の自然観察を行ったのはこれがはじめてでした。駅の近くのため見られる生き物も限られるだろうと思っていましたが、想像していたよりも大物に出会えました。

当然と言えば当然ですが、日本における自然観察とは一味も二味も違いました。少なくとも、駅からすぐの場所にオオトカゲやワニ、キングコブラがいる場所などこれまで聞いたことはありません。

海外では日本では出会えない自然や生き物に出会うことができます。その違いを楽しんでみるのも、海外での自然観察の醍醐味なのではないでしょうか。

(サカナトライター:みのり)

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みのり

みのり

センス・オブ・ワンダーを大切に

北里大学海洋生命科学部卒・元水族館飼育員。魚類・クラゲはもちろん、イルカの飼育も担当。非常に多趣味で、生き物観察やフィールドワークはもちろん、映画や読書、ゲームも好き。多趣味ゆえの独自の視点、飼育員視点を交えつつ、水生生物やそれを取り巻く自然環境、文化、水族館の魅力を発信していきます。

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