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6. 特定外来生物は飼育禁止

外来生物の中でも在来の生物に悪影響を与えうる種は特定外来生物に指定されています。指定された種は飼育や生きたままの運搬や販売、放流が禁止され、違反すると罰則もあります。

特定外来生物のブルーギル(撮影:椎名雅人)

特定外来生物の種で関東近辺の河川でよく見られる魚では、オオクチバスコクチバスブルーギルチャネルキャットフィッシュカダヤシオオタナゴコウライギギが指定されています。

7. 大型魚の飼育は困難、飼育する場合は最後まで飼育する

特定外来生物でもなく、採集に規制がなくても飼育することが困難な魚がいます。

例えば、中国の「四大家魚」と呼ばれるハクレンコクレンアオウオソウギョは1メートルを超えるため家庭の水槽ではまず飼育は無理。在来の魚でもニホンウナギナマズウグイマルタニゴイなどは成魚で全長50センチを超えるような大型魚であるため、家庭水槽での飼育は難しいといえます。

四大家魚の一種で日本では要注意外来生物のソウギョ(撮影:椎名雅人)

また魚は一度飼育をはじめたら最後まで飼育しましょう万が一飼えなくなったら観賞魚店などに引き取ってもらうようにし、絶対に逃がさないようにしましょう

採集した場所に逃がすのもいけません。寄生虫がついていたり、病気を広めてしまう恐れがあるためです。飼えない魚は、観察したらその場でリリースしましょう。

野生にすむ淡水魚の観察はとても興味深いものです。マナーや注意点には気を付け、フィールドワークを楽しんでみてください。

(サカナトライター:椎名まさと)

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椎名まさと

魚類の採集も飼育も食することも大好きな30代。関東地方に居住していますが過去様々な場所に居住。特に好きな魚はウツボ科、カエルウオ族、ハゼ科、スズメダイ科、テンジクダイ科、ナマズ類。研究テーマは魚類耳石と底曳網漁業。

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