東京・新宿区にあるサカナに特化した本屋「SAKANA BOOKS(サカナブックス)」は7月12日、グランドオープン3周年を記念するイベント「サカナブックス3周年だよ! お誕ジョーズ2025」を開催しました。
サカナト編集部が開催当日の様子をレポートします。
サカナブックス3周年を記念 「サメ」テーマのイベント開催
SAKANA BOOKSは、サカナをはじめとした水生生物に関する書籍・雑貨に特化した本屋。2022年7月、釣り情報メディアを運営・発行する株式会社週刊つりニュースの東京本社1階(東京都新宿区愛住町18-7)にグランドオープンしました。
図鑑や書籍、絵本はもちろん、ハンドメイド作家やクリエイターによるサカナ・水生生物をモチーフにした作品・雑貨、缶詰などの水産加工品も販売しています。

2023年4月にはブックレーベルとして出版活動を開始し、同11月には水生生物の魅力を発信するメディア『サカナト』を本とWebで同時創刊。そして、今年7月10日には、水族館に関わる人たちへのインタビュー集『水族館人2 情熱と未来をめぐる15のストーリー』を刊行しました。
今年は<シロワニ>に注目!
「お誕ジョーズ2025」では、水族館展示でも人気のサメ<シロワニ>に注目。NPO法人小笠原シロワニ保全研究会・理事長/マリンワールド海の中道・館長の中村雅之さんとマリンワールド海の中道・展示部魚類課の鈴木鴻之さん、水族館写真家の銀鏡つかささんが登壇しました。

来場者(プレアムチケット購入者)には「お誕ジョーズ2025ロゴ入りトートバッグ」が渡されました。今回はロゴもシロワニデザインです。

さらには、カルシウムを美味しく補給できるおやつ「ぎゅっといわし」(株式会社MDホールディングス提供)を来場者全員に配布。同商品は、男性なら2分の1袋、女性なら3分の1袋で“1日のカルシウム不足量”が補えるお菓子です。

店内展示もサメ尽くし シロワニの頭骨標本から本物のサメまで?
お誕ジョーズ2025では、さまざまな展示や催しが行われました。まずは、店内の展示を紹介します。
銀鏡つかささんが水族館で撮った<サメ写真>
入口正面の壁には、トークショーにも参加する銀鏡つかささんの新刊『水族館の美しい生きものたち ―Aquarium Gradation―』(KADOKAWA)よりジンベエザメの写真(協力:株式会社KADOKAWA)、また今回のイベントにあわせマリンワールド海の中道で撮影されたシロワニとアカシュモクザメの写真が展示されました。

サメたちの魅力が一目でわかる美しい写真に、イベントへの期待も高まります。
シロワニ頭部の実物大レプリカ模型
書店内の壁面には、博物模型専門の制作を行っているアンフィ合同会社さんによるシロワニの3Dデータを用いた頭骨の実物大レプリカ模型と、シロワニのCTスキャン画像解説パネルを展示。

迫力あるシロワニの頭骨レプリカに驚きながらも、興味深く眺めている参加者の様子が印象的。このレプリカをもとに制作された手のひらサイズの縮小版模型フィギュアも販売しており、サメ好きな皆さんには大好評でした。

今年も大人気!サメタッチコーナー
一昨年、昨年と開催されている「お誕ジョーズ」で例年大人気なのが、サメタッチコーナー。今年はカスザメとノコギリザメを展示しました。

“サメ肌”とも表現されるサメ特有の体表はもちろん、カスザメ特有の扁平な胸ビレや腹ビレ、ノコギリザメのもつ独特な吻など多様な姿に触れることができる貴重な体験だったのではないでしょうか。
