公益財団法人戸田市水と緑の公社は9月21日、「彩湖クリーンアップ 地域に生育する植物を使ったフロートづくり」を開催します。小学生親子を対象に、地域の川に生息するマコモを使った水質浄化フロートづくりのワークショップを行います。
内陸県から海にアクション
このイベントは、「海と日本プロジェクト」の一環として実施する「彩湖を知ろう!体験しよう!楽しもうin戸田」の第1弾として実施されます。
埼玉県は海に面していない内陸に位置する県ですが、海につながる彩湖周辺を綺麗にすることで、海なし県の埼玉から海を守る意識を育むことが開催の目的です。
彩湖・道満グリーンパークは荒川の河川敷にあり、公園内にある彩湖は「荒川第一調節池」として、水不足のときには水を供給し、大雨の時には水を貯え洪水を軽減する役割を担っています。
体験を通して彩湖の役割を学ぶことで、彩湖の大切さや、彩湖をきれいにすることが海を守ることに繋がることをより実感できるのではないでしょうか。
マコモを使った水質浄化フロートづくりのワークショップ
「彩湖クリーンアップ 地域に生育する植物を使ったフロートづくり」では、地域の小学生親子を対象に、地域の川に生息するマコモを使った水質浄化フロート(浮島)づくりのワークショップを開催します。
マコモはイネ科マコモ属に属する、泥地や湿地、小川などに生息する大型の多年草。川の流れをせき止めてしまうため夏に除草されてしまうマコモですが、根には水を浄化する力があるのだとか。その力について体を動かしながら学ぶことができます。
また、第2弾の「彩湖のひみつ まるっと体験バスツアー」は11月中旬、第3弾の「彩湖を楽しもう 水上アクティビティ体験」は来春を予定してそうです。
親子でフロートづくり、ゴミ拾いも
「彩湖クリーンアップ 地域に生息する植物を使ったフロートづくり」は9月21日(土)10:00~12:00に開催。場所は彩湖・道満グリーンパークにある水辺のステージ付近です。
当日は、フロートを作成したあとゴミ拾いを実施。詳細については、彩湖クリーンアップ 地域に生息する植物を使ったフロートづくり 公式HPで確認することができます。
海の環境には、海に繋がる淡水域の環境も大きく関わっています。海のない内陸の件からアプローチすることで、より海が身近に感じられそうですね。
また近年は、淡水域の環境悪化も懸念されています。海を通して淡水域を知る良いきっかけにもなりそうです。
(サカナト編集部)