京都市下京区にある「京都水族館」は、オオサンショウウオの生態と魅力を体感できるイベント「9月9日はオオサンショウウオの日2025」を開催します。期間は9月4日(木)から9日(火)まで。
同企画は、京都水族館の開館当初から飼育しているオオサンショウウオの生態とその魅力を伝えたいとの思いから、2018年に初開催。9月9日の「オオサンショウウオの日」を地域一体で盛り上げるイベントとして、今年で7回目を迎えます。
期間内は、オオサンショウウオにまつわるさまざまなイベントが開催されます。
オオサンショウウオの息継ぎを<8時間観察>!?
9月4日と5日には、<オオサンショウウオ8時間耐久息継ぎ調査>を実施します。
20分から40分に1回の頻度で、水面から顔を出して呼吸をするといわれているオオサンショウウオ。「京都水族館のオオサンショウウオは1日に何回呼吸をしているのだろう?」という飼育スタッフの疑問から起案された、「京の川エリア」で展示する数個体の呼吸数を調査する企画です。

調査は、参加しやすい2時間コースから1日を通して調査する8時間コースまで、4つの観察コースが用意されています。
当日は、応募者と飼育スタッフで協力して観察を実施。調査結果は、9月9日の「オオサンショウウオの日」当日に開催する<測って!オオサンショウウオ>で発表します。
各回とも定員最大8名で、高校生以上が対象。申し込みは8月29日まで、京都水族館の公式ウェブサイト『イベント・体験ページ』から可能です。

梅小路公園で「オオサンショウウオ山車引き体験」開催
「オオサンショウウオの日」を記念して2023年から毎年開催している<オオサンショウウオ山車引き体験>が、今年も開催されます。

長さ約2.5m、幅約1.5mの特注のオオサンショウウオ山車、通称『オオサン小太郎』を、地域の子どもたちと一緒に梅小路公園を一周練り歩きます。
山車引き体験終了後、オオサン小太郎は館内エントランスで11月末まで展示されます。
一番大きなオオサンショウウオを測定!
9月9日には、健康管理のため年に一度実施するオオサンショウウオの身体測定を間近で見られるイベント<測って!オオサンショウウオ>を開催。京都水族館で展示している約20頭のオオサンショウウオのうち、最も大きな個体(交雑個体)の全長と体重を測定します。
測定方法の解説のほか、飼育スタッフが日ごろ感じているオオサンショウウオの魅力や、お客さんから多く聞かれる質問への回答も併せて解説します。

ちなみに、昨年の「測って!オオサンショウウオ」の結果は161cm、33.3kgだったそうです。
9月9日「オオサンショウウオの日」の午前10時30分から11時まで、「京の川」エリア オオサンショウウオ水槽前で開催。事前予約は不要です。
オオサンショウウオの日を盛り上げよう
イベントのほかにも、西陣織とコラボしたオオサンショウウオぬいぐるみや、肩にオオサンショウウオが乗っているかのようなスタイルを楽しめるクリップ付きのマスコットボールチェーンなど、新たなオオサンショウウオグッズも多数販売。

また、京都市内23カ所に10体のオオサンショウウオぬいぐるみが出現する企画も行われ、地域で「オオサンショウウオの日」を盛り上げる各取り組みも行われます。
「9月9日はオオサンショウウオの日2025」の詳細は、京都水族館の公式ウェブサイトで確認できます。
※2025年8月●日時点の情報です
(サカナト編集部)